今回はママ byモニカ |
朝から病院。
用があって外回り。
夕方、呼ばれてまた病院。
そこへ叔母の妹さん達が3人連れでご登場。
その中の1人が持っていたのがこの袋。
母が40数年前だろうか、お世話になった方々に
編んではお渡ししていたレース編みの袋。
120,130くらいまでは数えていたけれど、
さて全部でいくつ位編んだのだろうか。
喜ばれて、色違いを所望された事もあり、
1人で3つぐらい持っていた人もある。
どういういきさつで妹さんに渡ったのだろうか。
オレンジ色が大好きな妹さんだから、
叔母があげたのか、妹の好きな色を所望したのか...。
「これ、ママの袋だ!」というと
アルツハイマーで幼くなっている彼女は
「私の大好きな色なの。私が編んだの」と楽しそう。
でも途中で、
「もらったの。大好きで大切に使ってるの」と目を細めて言われる。
その痛み具合から、どんなに大事に使って来られたかがよくわかる。
まるでついこの間、仕上げたようなのだ。
義姉も、今でも大切に使ってくれている。
我々は大事にしまい込んでいてあまり使っていない。
吉野糸が一番きれいに編めると言ってこだわっていた為、
編みかけのまま逝ってしまったいくつかがきれいなまま残っている。
吉野糸が手に入らなくなったため、その続きが編めない。
母は残り糸で面白い袋も残している。
ベッドの上に置いて、携帯で撮った写真。
眺めるたびに嬉しい。
思いがけない所で、こんなに大事にされているのを見るのは嬉しい。