ナボコフの誕生日 byマサコ |
Vladeimir Nabokov 1899.4.23~1977.7.8
今日(4月23日)はナボコフのお誕生日です。
シェークスピアのと同じだとか。
何か特別な事をしたいと思っても、うっかりピアノは弾けない。彼はピアノ嫌いだから。
かといってロシア語の歌も歌えない。(余計に悪い)
そしたら身分不相応なレストランへのご招待をナボコフがアレンジしてくれたのです。
ラパンというお店。
ここのアペタイザ-は、幼き日の砂遊び、お母さんごっこの台所仕事を思い出します。
砂で作ったごちそうを小さな葉っぱやビンのフタに次々に盛り付け、友人と食べるフリをするのです。幼き日は、こんなおいしいものを夢見て、オシャマに作っていたのでしょう。
人の心を全く傷ついていない昔に一瞬にして戻す作業は、人間の仕事の中でも貴いもののひとつだと思います。
その例のひとつが「母さんの子守り歌」を思い出すこと、これも最高!
ナボコフは理想の男性です。(と言っても最近は、アメリカ文学のアップダイクに没頭しておりますが)
苦労と共に各国を渡り歩いたナボコフの波乱の生涯が、20才までのロシアでの「幸せな子供時代」に支えられているのはいうまでもありません。
そして「終り良ければ全てよし」の生活をスイスのモントルゥ-で送ります。
私はナボコフの霊に一度も逢っていませんが、それでも不思議に思う事があります。
晩年の大作「アーダ」を読んだら、我が家にはめずらしいクム産の絹の絨毯2枚を手に入れる事が出来ました。その上に乗ると、なぜかナボコフから贈られた気がしたものです。
空飛ぶナボコフの時間空間。
あなたもこの春、お試しになってはいかがでしょう。
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えーーーーっ、ナボが理想の人なんですくわっ。私は本は好きでできるなら講義も聞きたかったとは思いますが、一緒にいるのはじぇ〜ったい嫌なタイプですぅ。友だちのだんながハゲて来たので洗面所にそれとなく養毛剤を置いておいたら1センチも微動だにせず、そんな男はやだね〜とつくづく思うのですが、ナボもぜったいこのクチに違いない(笑)。
そうですか、ナボのお誕生日でしたか。そんなことすら覚えていない私に比べ、マサコさまは惚れっぽいとみた。すぐにふぉーりんらぶしちゃいそう。
本といえば、昨晩、ヘレーン・ハンフの「チャリング・クロス街84番地」を読みました。涙でグショグショ。本好きの女性(NY暮らし)とイギリスの古本屋さんをめぐる手紙のやりとり。おはなさんのお勧め本のひとつ。ヘレーンは本当におはなさんみたいよ。ノリコ