まゆみ 1990年11月1日 byマサコ |
「もう気力で生き抜くしかない」
と医者にまで言われて、遠い日、血圧の上が60で暮らしていた事を思い出しもしました。
10日の5時はどんな風になるかわかっているのです。サイマル・アカデミ-の授業終了後か、家で身動きもできず横になっているか、その2つの狭間を早くから想像して・・・・。
要は暇なのだろうか? いやお決まりの体が弱いだけの事。「いつかこの貧乏から脱け出せたら」といつも思わなければならない程、体の極貧を味わっているだけ。あまり弱音をはくのは好きじゃないので、話題をかえましょう。
ご近所から“まゆみ”の枝をいただいた。
青春の日、佐藤春夫の詩集に『まゆみ抄』があるのを知った時、女の人の名と思ったら、実は植物らしいと覚えていたので、久し振りに詩集を手に取ってみた。そして新たに藤村記念館の落成式(10/15) と南アフリカの施設隔離法が完全禁止された日が一緒と組み合わせて覚えたのは余興としても、幾つかの詩篇は私の心を慰めてくれた。
『まゆみ抄』 木曽の秋より
・・・・・・
人の命はみどり葉の
夢ばかりとぞ教えける
うらさびしさよ 天地の
壺のなかなる秋の日の
命みじかく歌ながし
君笛とりて歌へかし
1990 11/1 4:20 p.m.
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1990年11月30日、 少女時代からの泥沼のシャーマニズムを、彼女たちは一瞬にして愛の物語にしてくれました。 あれから30年。 黒岩重吾氏のおかげで日本の古代史に取り組むことができて、 人生を豊かにしていただいております。 日本に文字が無かったせいで曖昧模糊たる日本の古代史。 中国や朝鮮の資料を読み尽くされておられる黒岩さんの古代史のお話は説得力があります。
マサコ