#1 台湾1周旅行2015年11月21日(土) @花蓮到着 |
プールは屋外。日光浴も出来ると書いてある。
こんな暑さとスモッグの中ではとても出る気にはならない。
ジムは使っても良かったかな。。。。
高雄発10:40の台鉄は15:53花蓮(Hualian)着、5時間の移動だ。
スモッグの空からだんだん青空が見え始め、ホッとする。
東シナ海の海岸線から半島(?)の付け根の山中を抜けて太平洋側へ。
乗った9号車には日本人は我々4人だけ。
まだ緑の稲もあれば、黄色く実った稲穂、刈り取られた田んぼ、
切り株だらけの田んぼに水が一杯の所と色々な情景が繰り広げられる。
田圃とバナナ畑
バナナにはしっかりと袋がかけられている。(下方の白い袋)
高尾への車中からもよく見たが家屋の屋上には鳩小屋が結構ある。
多分これも伝書鳩。まさか食べるための飼育ではあるまい。
また、山の斜面に突然、ミニハウスの新興住宅地らしきものが出現。
それは墓地だとわかる。
もっとカラフルでにぎやかだったところはカメラが間に合わず。
Hualian駅に着いてホームを歩いていると後ろから
「ちょっと待って下さい!」「ここで止まってて下さい!」という声がする。
見ると、日本人のツアー客。
高雄から鉄道で花蓮に移動するツアーもあるんだ。
一車両違えば、日本語一杯の5時間だったようだ。
エレベーターを探してホームの端へ。
「マークがないんだから、あるはずないよ」と思いつつ後をついて行く。
やっぱりなくて、元に戻り、エスカレーターで出口へ。
今夜の宿の電話番号がわからなくなり、タクシー乗り場で案内人に住所を見せてタクシーに乗る。
乗り込む途中、突然車中で楽しそうに話をしていた女の子2人男の子1人のグループの女の子から声をかけられる。
「わかりましたか?」とかなんとか。。。
もう一度彼女に住所を見せると、運転手と色々しゃべっている。
色々確認したようで、「大丈夫」というような事で、「ありがとう」と別れる。
今夜の宿は、昨日までと打って変わったかわいい宿のはず。
いい写真がないので、ネットのホテル案内から拝借。
便利な世の中で、ここ台湾でもカーナビが活躍する。
その付近まで来たらしいけれど、よくわからない。
通りがかりに「魚家楽」の字が。。。。
でも「釣具」の文字も。。。と思っているうちに通り過ぎる。。。
地番から行って、通り過ぎたようだとまた戻る運転手さん。
はやり「魚家楽」でよかったのだ。
ホテルというイメージではなく民宿。
漢字で書かれた名刺にははっきりそう書いてある。
でも降りたはいいけれど、入り口が見つからない。
隣のイタリアンカフェのはずがない。
ここだろうと思うドアを押して入ると、誰もいない。
フロントも何もない。何もないお店の入り口みたい。
高雄を代表する2つの高層ビルの1つだという高級ホテルとはまるで違った、Fishfun House。
室内の装飾にも惹かれて決めた驚く程小さなホテルのはずが、フロントもない民宿。
奥からおじいさんが出て来た。
「Hello! We have a reservation for tonight.」と言ったら、
「ちょっと待て」のジェスチャーで外に出て行った。
女の人を連れて帰って来た。
我々が予約した者だとわかっているけど、彼女も英語が出来ない。
台湾語で話す二人の会話の中に突然「ニップン」が現れた。
嬉しくなって、こちらから
「そう、私たちは『ニップン』です!」と言ったら、
おじいさん突然に日本語で
「日本人? 日本から来たの?」と話し出す。
「英語を話したから、アメリカから来たと思った」との事。
後で聞いたら、高校生の時に戦争が終わったそうで、日本語は不自由なく話せる。
今も年に1度は釣具関係の仕入れに東京に息子さんと来るらしい。
受付も何もなく、「では部屋へ」と案内される道は、裏に繋がる細い通路。
↓通路奥から入り口を振り返る
通路の奥には台所が。。。
そこからいきなり外に導かれびっくり。
「9時には表ドアは閉まるので、9時以降はこの裏口から入って下さい」
ああ、外の階段から部屋に行くのではなくてよかったと安心。
戻って「ここで靴を脱いで」と言われたのは細い階段の下。
あれ、エレベーターがないみたい。
↓階段上から靴ぬぎ場を。
↓階段下から見上げる。
エントコ、重い荷物を2階に運び、それぞれの部屋に。
そんな苦労も部屋に入ってびっくり、感動の声に変わる。
案内されたのは、素晴らしく清潔かつかわいい部屋。
ノリコさんの部屋はネットで見たポピーの花の壁装飾。
モニカの部屋は桔梗?のへや。
いい写真がないので、とりあえずこれだけ
ベッド頭側の置物もかわいい。
モニカ部屋のシャンデリアも本当にかわいい。
シャワールームもピッカピカ。
各階2部屋ずつのよう。
隣の敷地には潰れかかった日式家屋が...
後で聞けば、この辺りは日本時代鉄道官舎のあった所らしい。
翌朝、散歩した時にも今でも使われている日式家屋があちこちにあった。
5時半にトロントでお世話になった周夫人が食事に迎えに来て下さる。
20分に到着され、お待たせする事に。
我々の宿から直進した所にあるホテルのレストラン。キャフェテリア形式。
30年振りにお会いする周夫人は6月に脳腫瘍の手術をされたとか。
開頭手術ではなく、穴をあけて、内視鏡手術だったようだ。
その後、フィリッピンからのヘルパー、グレイスに来てもらって、一緒に暮らしている。
次男のチャイ家族は近くに住んでいるらしい。
娘を空手道場に送るついでに来て下さったチャイさんとも30年振りの再会。
おいしい食事を戴き、沢山お話をして、宿には歩いて戻る。
同宿の3階のお客は若い中国人か台湾人か、夜遅くまで3Fのホールで談笑。
ホールに響いて眠れない。
同じ作りの2Fのホール
ホールの壁の絵。宿主の息子さん(画家)の手になる絵だそうだ。
静かにして欲しいと言いに行こうとドアを開けたけど、時計を見たら11時10分。
12時までは待つとするかと部屋に戻る。
しばらくすると歌声に変わる。合唱のようだ。
響きがきれいなので、ドアを開けて聞いてみる。
男の子1人が静かな民謡のような歌をしみじみと歌っていた。
終わると皆が拍手。数曲歌って、また談笑。
12時前にはみんなベッドに入った模様。
やっと眠れる。
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次へ 花蓮にて byマサコ
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