サウスウッド32番地 <数霊術を中心に> by マサコ |
クリスマス・リースをかけた雪景色の中の玄関の絵。
スミス家からのカードである。それを見ていてグールドの生家を思い出さずにいられなかった。
スミス家の人々はかってのグールドの家に住んでいた。グールド家の裏庭で、81年の6月にご主人と、7月に夫人と初対面の会話を交わした。
6月に「あなたのこと、グールドのお父さんに話しましょう」と言われた時、どんなに嬉しかったことだろう。そして、7月には、8日後生まれる男の子をお腹に抱えた夫人が、「家を見せてあげるわ。いらっしゃい」とかってのグールド一家の歴史、グールドの産声から録音されている屋内を案内して下さった時、どんなに感激したことだろう。
グールドは数霊術に凝っていたそうだが、実は私も数字占いをしては遊んでいる。
例えば、「32」という数字には、「僥倖(ぎょうこう)」という意味がある。なぜと言われては「根拠はないよ」と答えるしかないけれど、グールド家もB家もこの家で暮らしていたときは幸せであったと思う。
この数字占いでグールドを占うとまず誕生日の25日の25は個性的。
2と5の組み合わせは、相手を切らずこの世的に隆盛で、彼の音楽そのものである。
2+5は7になるのでいい加減なことは嫌い。
25−9(誕生月)=16でこれ又+すると7になるから、プロ中のプロで、好奇心が強い。
占いや幽霊の存在を信じるには、7か9の数字を持っている人の方が1から8の数字を持つ人よりも可能性があるし、9+25=34は正に奇人変人でつき合いにくい人たち、変わった人たちに多い数字と言うことになる。
3+4はまた7になる。グールドの持ち数の基本は7とも言える。やはり完璧主義者である。
これを蕩々とグールド相手に捲し立ててみたかった。
さて、グールドは1932年生まれで、20世紀生まれは全て西暦なら、19になるから個人数としては、やはり「32」がポイントになる。
これが日本人で日本だと「昭和7年」ですぐ「7」の数字の暗示が働く。
使うものに数字の働きが表れると受け取っているので、グールドは「32」の重なりで生涯を送っていたことになると言うのも、彼の生涯を表す曲、「ゴルトベルク」の最初と終わりのアリアを1にして30の変奏に足し合わせて「1+30+1=32」とする表示もある。「0+30+0=30」よりも私には32という数に惹かれて使いたくなる表現である。(やってられんなあ)
占い師は、詐欺の商品を売る露天商いのように「漫談」で人々の心を慰めているのだから、別に占いそのものは、当たってもはずれでも問題はない。(今までちゃんと読みましたか?)
私は数字からは「色」が出ているように思うし、色の働きは人間に影響を及ぼすのでグールドやシェーンベルクのような過敏な人々は何かエネルギーを感じ取ってこだわりを持ったのではないのかしら? と解釈している。
このクリスマスカードにはドアの前にステップが付いている。木製のペンキを塗ったステップで北米ではよく見かける玄関前の風景、グールドは子供の頃、近所の子供と遊べなくて、夏は、このドアのステップの所に座ってぼーっとあたりを眺めていたそうだ。(スミス夫人が近所の婦人がそう教えてくれたと言っていた。)
お利口すぎて同い年の子供たちの興味とはレベルが合わなかったのだろうし一人っ子のゆえに人と人との距離を取るのも、はかるのも下手くそであったのだろう。何と言っても上手すぎるピアノの名手だから、ピアノを弾いている時の最高の幸せに匹敵するこの世の空間などご本人にとって全くなかったことと思う。
そんなグールドが青年期まで過ごしたお家でお母様のピアノを弾いて、優しい天使のようなスミス夫人と少年グールドの面影を宿す3人の男の子たちと過ごした時間は、私にとっても「僥倖」というべきものだった。
もう恐らく、入ることのないあの家は音楽神話の宮殿のように、その飾り気のないしつらえは、グールド音楽そのままのように覚えている。
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1955年12月24日は
1+9+5+5+1+2+2+4=29
2+9=11
1+1=2
この2を自分のラッキー数と信じて疑わない私です
明日、9月9日 神戸こくさいホールでの
『9条の心』トーク&ライブも数字に奥があるんですよね?
そうでなければ、10日の土曜日の方がたくさんの人が
来られるような気がするのですが・・・?
まぁ、すごい数字ですこと。早速マサコさまにおうかがいをたててみようっと。
仰せのとおり、9.9「9条の心」が、9.10「9条の心」では、ちとインパクトが足らない。さて明日はどれだけの方が集まるでしょうか。
来ることが出来ない方も新聞は見て下さいね。
ノリコが請け負った20枚のチケット。売れたのは2枚。後は来て下さる方への寄贈ですが、あと5枚残ってる。