戦争と犯罪 byマサコ |
私にとって戦争は、コリアーナの声を聴いた日から
かなり身近なものになった...と言っても、実感はない。
90年11月30日は、コリアーナの慰霊祭をした日だ。
奇しくもその日、女性国際戦犯法廷での証言以来9年振りに来日されたスハルティ・テレシアさんは、国会での証言集会で話をなさった。
1944年に15歳で日本軍の性奴隷にされたインドネシアの80才の女性。
場所はボルネオのバリクパパンとのこと。
「ミキ」と名を変えられて昼夜を問わず、日本軍人、軍属の相手をさせられた。
日本政府はここ20年、公けになったこの問題についての「解決促進法案」を
民主・共産・社民各党の共同で過去8回参院に提出したが、自公政権により廃案にして来た。
これまでに11地方議会が政府の誠実な対応を求める意見書を可決している。
この件は、NHKのでたらめ報道などで、
被害者や支援する運動家の神経を逆撫でしてることでも有名である。
自国の後始末が何ひとつ出来ていないアメリカの属国である我が国。
68年以上前から鬼畜米英、アジアの国々は見下したいだけの国だった。
「慰安婦問題」を巡っては、国際労働機関(ILO)や国連の人権委員会が、
日本政府に対して早期解決と謝罪を求める勧告を再三にわたって行っている。
その他、アメリカ(2007年)を筆頭に、オランダやカナダ、EU(欧州連合),韓国、
台湾も事実を公式に認め謝罪するように、日本政府に求める決議を可決している。
旧政府には、心を伴う各国の言葉も人間の良心も通じなかった。
新政府に期待出来るかしら。
国民の中身だって、そう変わっていないと思うのだけど。
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