生け込み byモニカ |
昨日、所用で芦屋に行った時、水くみ場の近くの花屋さんを覗いてみた。
古梅の苔付きの大枝が、魅惑的に誘ってくる。
ひと束2000円の白椿も迫力がある。
千両も同じ値段でもいつもの店とは太さが違う。
竹もきれいだし、ストレチアの花が大きい。
裾のあしらいを考えれば、いいものが入れられそう。。。
と購入。
本日、菊と松を少量買い足して、いざ出発。
ついた玄関には、床の間に置いてあった大きな壺が出ている。
一目見た時から、使いたくてたまらなかったものだ。
でも水を入れるとすごい重さになるので床板が抜けるかもと、使えなかったのだ。
これを購入された時、奥様は
「ホテルの花瓶じゃあるまいし...」といい顔をなさらなかった。
古梅の枝は丈もぴったり。
止まりが悪かったけれど、古いバスタオルを2枚そこに入れることで見事に落ち着いた。
こんなことは思いつきもしなかったけれど、奥方の発想は自由だ。
枝先を少し切ったくらい。千両も椿もほとんどいじることもなく、
あっという間に生けることができた。
とっても幸せな投げ入れだった。
竹は一晩置いても、元気そのもの。
ストレチアもすごく勢いがいい。
ねじめにクロトンのような葉っぱものと菊を入れる。
安定が悪かったけれど、剣山をお守りにしてなんとかしのぐ。
お玄関の靴箱の上にも、いつもの通り小さなお花。
人様のお宅で、つつがなく、お正月の花を入れることができて幸せ。
来年も、つつがなく、こうして生け込みができることを祈るばかり。。。
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