エッセイ&映画#5 やすかれ、わがこころよ by mari |
春はあけぼの…。
夜明けのごとく、自然の恵みが萌えいずる季節。
新緑が眩しく、花々が色彩豊かに咲き競い、
そして風は甘い香りに活力を漲らせ。
そんなエネルギーが、ともすれば、人の心を
騒がせることもあるのでしょう。
別れと出会いの季節でもある今日この頃、
悲しみや切なさ、苦しみ、思い煩いに
囚われた時、私はこんな賛美歌を思い出します。
音が再現できなくて残念ですが、曲もまた、
静かな慰めに満ちています。
もしあなたが憂いに沈みそうになったなら、
よろしかったら、お試しください。
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安かれ、わが心よ、
主イエスは ともにいます。
痛みも苦しみも
おおしく忍び耐えよ。
主イエスのともにませば、
耐え得ぬ悩みはなし。
安かれ、わが心よ。
波風(なみかぜ)猛(たけ)るときも、
父なる あまつ神の
御胸(みむね)に委ねまつれ。
御手(みて)もて導きたもう
望みの岸は近し。
安かれ、わが心よ、
月日のうつろいなき
御国(みくに)はやがて来たらん
憂いは永久(とわ)に消えて、
輝く御顔(みかお)あおぐ
命の幸をぞ受けん。
(賛美歌298)
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交響詩フィンランディアの最後に出てくるのです。
私の大好きな曲です
トロントで音楽史の試験のためにトロント大学のレコード試聴室で
「交響詩フィンランディア」を聴いた時の感激は忘れられません。
グールドの好きだったリヒャルト・シュトラウスの
「ドン-ジュアン」も一緒に聴きました。 マサコ