#4 2017年9月8日 黄 智慧先生と byモニカ |
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2017年 10月 09日
第4回台湾の旅 ←クリックで記事一覧へ 明日は帰国の日。 夜、黄 智慧先生とのお食事まで予定のない日。 朝から帰り支度が始まる。 借りたアイロンでソファの合成皮革を溶かす騒動が。。。 面裏のないクッションだったので、大掃除をしてみてもらう。 「裏を使えば問題ありません」とのこと。ホッとする。 夕方、東門町の家の前で待ち合わせ。 暮れかかる日の光の中で見る家も、また趣がある。 当局の日式家屋を取り壊して行く手順を伺い、 この家の周りの状況はまさしくその方向に向かっていると知る。 ガジュマロの枝切りをしていない様子からも、家をこのまま手入れせず 自然倒壊を待つ方向で進んでいるのがわかる。 これほど枝を広げていると台風などで折れる枝がたくさん出る。 折れた枝によって屋根が潰される可能性大。 そうなると家屋を撤去。 北側2区画と合わせると500坪近くをまとめることができる。 そこに高級マンションに建てて販売する。 一等地なので、高く売れる。 という計画のよう。 このままにしておくと、この筋書き通りに運ばれるのは間違いがない。 発見当時からの不思議に思っていた北側のかつての駐車場も アパート建築の予定だったけれど、会社が倒産でもしたのだろう。 荒地のままである。 10年近く前からの廃墟と化してそのままの訳が判明。 (と思っていたら、新たなる発見あり。別日記にまとめる予定) 以上のようなお話から、黄 智慧先生は改めて、我々の希望を尋ねられた。 我々は基本的には潰される、あるいはリノベートされる前に一度でも 家に入れていただければ嬉しいというスタンスだ。 でもお話を伺っているうちに、 なかったことにされかかった日本統治時代の事を、 台湾人としてのアイデンティティ確立のため、 単なる懐古趣味ではなく、真摯に統治時代の物や事柄を研究し、 残していこうとする運動の1つとしての日式家屋の保存運動 を知った。 家の持ち主だった人の遺族が自分で家を見つけ、 いろいろ調べているケースは初めてだそうで、 何らかの形で保存する方向を考えていければ。。というお話。 果たして我々に何ができるか。。。大きな宿題をいただいた。 お食事は第1回の旅で行った「Naked Food」 ヴェジタリアンよりもっとストイックなビーガン料理。 http://kaikyou.exblog.jp/21837312/ 前回は本当にお皿に少量盛られた料理にびっくりしたが、 (店にはアメリカ人など、量がたっぷり必要そうな人がいたので これで足りるのかと心配したものだった) チーズ盛り合わせもたっぷり。 以前のピザ。大きさは左上のワイングラスの底から推し量ってください。大きく方針を変えたようだった。(オーナーシェフもそう言われていた) お話するに適した落ち着いた空間で、とても良い時間を持つことが出来た。 移動のない台北だけの今回の旅だったが、充実しきった1週間だった。 さあ、明日は帰国! ********************************************* *********************************************
by grpspica
| 2017-10-09 12:43
| 旅・台湾
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