お下がりのカシミヤのセーターを、下着代わりに着ている。
20年30年物のセーターは沢山ある。
暖かいし、電磁波予防にもなるので、重ねて何枚も着ることもある。
そのためにおしゃれ洗いでセーターを洗う機会が増えている。
1996年に入居したアパートの洗面台は洗濯用でもあるのか、
洗面台が広い上に、排水口には洗濯用に作られた栓まであった。
ところが珍しいものなのに、誰かがなくした。
おまけにせっかちが、「水の流れが遅い」と言って
ゴミをためる中の栓をこれ又どこかにやった。
かくして小さな石鹸は落ちる、歯間ブラシや歯ブラシまで
あっというまに飲み込まれる排水口となった。
昨日、バケツから洗濯水を流すと妙に流れが遅い。
「あっ、歯ブラシ落としたのに洗面台の下の排水管を外して
掃除しないでいたからだ」
と気づく。
洗面台の扉を開けると中の「ぎゅうぎゅうづまり」に腰が抜けそう。
シーツに糊をつけていた頃の液体糊が二瓶を始め、
美容院で売りつけられた400mlのオイルクレンジングの残り一瓶。
その他いろいろな物が身動き出来ないように入っている。
歯ブラシは取り出したものの未だ流れが悪い。
「この荷物どうしたの ?」
「 排水が漏れてくるから中のものみんな外に出したの」
「 私がパイプ掃除の古い液体を流したら古すぎて固まって以来、
流れが悪いの。 下を開けて固まっているのを取らないと」
「 今日賞味期限5年過ぎた漢方薬の顆粒を見つけて半分だけ飲んだわ。
腸の中で固まったらどうしよう」
「それ、今言ってるジェネリックの薬の話みたい」
27年前の化粧品はお肌が荒れるかな ?
シーツに糊がけなんて、そんな初々しいことはもうしない。
年末に向けて思い切って何でも捨てよう。
ノリコの弁明
排水口の栓はちゃんと取ってありますよ。
汚物が栓に絡むのが嫌で外していたのです。
またこのマンションに住んで20年、はじめてモニカさんの指示通りに洗面台の排水パイプを外してみましたが、私が投入したパイプマンは全部流れていました。
これを購入したのはひょっとすると40年くらい前の事務所開設時か、あるいは2000年頃(再び元の事務所に戻った時)かわかりませんが、事務所の炊事室においてあったもの。
本来粉状なのに、固まってしまった部分が袋からはみ出てました。砕こうとしたのですが、どうせ水には溶けるだろうと排水口に塊のまま入れたのです。
つまりパイプマンは排水管に残っていなかったので、水が溢れたのは、水の量が多かったのではないでしょうか???
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