mari日記:クリスマスの讃美歌 |
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2017年 12月 05日
戦後最低最悪の安倍政権が続いているお陰様で、今年はいつも以上に 悪口が多い年になりました。 まぁ、よろしくない政治は批判して当然なので、 正確には「悪口」とは言えない かもしれませんが、 あまりにも怒ってばかりいると精神衛生上良くないので、 ちょっと健康回復しないとね。 ちょうど昨日(12月3日)からアドベント(待降節)↓を迎えたこともあり、 おなじみのクリスマスのための讃美歌の紹介をしてみたいと思います。 ●Enya O Come O Come Emmanuel with lyrics この『久しく待ちにし』はアドベント・シーズンに最も多く歌われる讃美歌の 一つであり、 また、最も古い作品の一つでもあります。 原曲は12世紀フランスの聖フランシスコ女子修道会で歌われていたラテン語の 聖歌 『Veni Emmanuel』で、それをもとにして19世紀にジョン・メーソン・ ニールとトマス・ヘルモア によって歌詞の英訳と編曲が行われ、 ほぼ今の形となりました。 もともとが中世の曲であるだけに、華やかさや重厚さではなく、厳かな緊張が 生まれる ように、奏楽もシンプル・イズ・ベストとされる傾向があります。 と言うわけでほとんどアカペラのエンヤをお勧めしてみました。 もう少し楽器が入ったもの としては、↓こちらもなかなか魅力的かと。 ●O Come, O Come Emmanuel - Sovereign Grace 【日本語歌詞】 久しく待ちにし 主よ とく来たりて み民のなわめを 解き放ちたまえ 主よ 主よ み民を 救わせたまえや あしたの星なる 主よ とく来たりて お暗きこの世に み光りをたまえ 主よ 主よ み民を 救わせたまえや ダビデの裔(すえ)なる 主よ とく来たりて 平和の花咲く 国をたてたまえ 主よ 主よ み民を 救わせたまえや ちからの君なる 主よ とく来たりて 輝くみくらに とわに即(つ)き給え 主よ 主よ み民を 救わせたまえや 「久しく待ちにし」讃美歌 94番 英語歌詞にある 「O Come, O Come, Emmanuel」(来(きた)れ、来れ、インマニュエル) のインマニュエルとはイエス・キリストのこと。 旧約聖書の時代、バビロン捕囚等の圧政に苦しんだ古代イスラエルの人々は、 自分たちを苦しみから解放してくれる救世主の出現を期待し、待ち望んでいました。 この救世主の出現とは旧約聖書のイザヤ書にある預言の成就を意味します。 見よ、おとめがみごもって男の子を産み、その名はインマヌエルと呼ぶ。 ―— イザヤ書 第7章14節 日本語歌詞の冒頭には「久しく待ちにし」とありますが、 一体どれくらい待ったので しょうか。 一年や二年ではありません。 何百年もずっと待ち、そのうち旧約聖書の時代が終わり、 預言者も居なくなった中間時代の300年を経て、ようやく新約の時代へ。 もう、人々が預言のことも忘れかけ、諦めかけた頃に、 ついにイエス・キリスト誕生、となります。 あまりにも待ち過ぎたせいか、人々は救世主像を自分たちで勝手に思い描き、 そうした人物が現れることを期待しましたが、現実のイエス・キリストは その理想像とはことごとく違っていた、・・・という人間の思惑と神の救いの 実現の差異が語られるところも また、福音書の重点です。 が、そのお話はまたいずれ・・・。 ちなみに不肖ワタクシも安倍政権とその一派の終焉を久しく待ち望んでおりますが、 何百年は待てません。5年も無理です。もう、一日も早く終わって! ************コメント********* ヒロキ2017年12月04日 17:36 賛美歌、ありがとうございます。無性に好きです。 若い頃、聖書と格闘する日々が半年くらいありましたが、 無教会派のため、教会を覗いたのは1回だけでしたが。 シンプル・イズ・ベスト 「単純なものほど美しい」に通じるものがありそうです。 静かに、深くイエスの言葉に耳を傾ける月にしたいと思います。 自己流解釈では賛美歌は民の声だと思います。 名も知れない無数の民、そして知人たちの賛美歌が聞こえます。 「民」を軸として歴史と現代を見渡すのはどうかな、と思います。 「右翼」とか「左翼」とか、「保守」とか「革新」とかいう複雑系でなく シンプルに。 ところで、今年の7月、カトリック東京大司教の岡田武夫さんの話を聞きました。 近年、カトリック教会は平和を追求する実践的な活動をしていることをとても 嬉しく思います。 岡田さんは受講生全員に小冊子「平和のための宗教者の使命」を配って下さい ました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ mari 2017年12月4日 18:47 > ヒロキさん 『久しく待ちにし』、気に入っていただけて嬉しいです。 私もクリスマスの讃美歌の中ではこの曲が、かなり好きです。 >若い頃、聖書と格闘する日々が半年くらいありましたが、無教会派のため、 教会を覗いたのは1回だけでしたが。 おおお!!! なんと! 聖書に親しんだ方とめでたく巡り会いました! キリスト教はこの国ではまったく人気がありません。 クリスチャン人口は全人口の1%ですから、聖書を読んだことがある人に 巡り会うだけでも希少です。 私の場合は、ずっと無神論者を通して来ましたが、 不思議と聖書は読んだことがあり、ナザレのイエスは人間として好きでした。 十数年前にどんでん返しのような転換期が訪れ、クリスチャンになり、 ナザレのイエスはイエス・キリストとなりました。 なんて話も、あんまりここでしたことがなかったのですが・・・。 >賛美歌は民の声だと思います。 はい。苦しみの時、喜びの時、ともにそれらを分かち合いながら 祈る民の声だと思います。 この『久しく待ちにし』も、「来てください! 助けてください!」と ストレートに呼びかけていますね。 かなり乱暴な意見になりますが、社会主義思想とキリスト教は似ているところが あると思います。 どちらも弱者や小さな存在を大切にしつつ、民が主役の平等な世界を 目指しています。 前者はそれを社会の仕組みそのものを変えることによって実現しようとしますが、 後者は人間の心を変えること(神との関係の修復)によって成し遂げようとします。 どちらの要素も必要なのかもしれません。 そしてどちらもかなり困難なことでしょうが・・・。 人間の欲望は果てしなく強く、そこから解放されるのは至難の業。 権力者たちはこの世の栄華を手放すまいとしますしね。 >近年、カトリック教会は平和を追求する実践的な活動をしていることをとても嬉しく思います。 リンクに感謝します。貴重な情報をありがとうございます。 カトリックは政治・社会問題に対して常に実戦的なところが素晴らしいですね。 プロテスタントはどちらかというと政治問題には近づきたがらないところが あります。 先々代の教皇ヨハネ・パウロ2世は世界平和にとても熱心にとり組んだ方でした し、今のフランシスコ教皇も、離婚経験のある信徒やLGBTの信徒を受け入れ るように、と世界各地のカトリック教会に通達したと最近のニュースでも報じら れています。 画期的な進展ですね。 こういうところ、プロテスタントも見習いたいものです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ emiya 2017年12月5日 07:24 「久しく待ちにし」美しいですねえ。 個人的に最初のがよりすきです。 想像力貧困なもので、いや、浅学のためか?こんな美しい讃美歌を聴くと、 もれなく「ブラザーサン・シスタームーン」を思い出して胸が痛くなります。 殆んどの持ち物と共にDVDも処分されてしまったので、 また手元に置いておきたくなって困るのですよね〜 💦 ~~~~~~~~~~~~~~~~ mari 2017年12月5日 09:33 > 笑福亭さん 編曲でずいぶん印象が変わりますね。私もエンヤの方が好みかな。 本当に美しく、心が鎮まります。 私のように心が騒ぎがちな者は、毎朝この曲を聞いて鎮まり、祈り、 一日を始めると良いのでしょうね。 >「ブラザーサン・シスタームーン」 素晴らしい作品でした。 キリストに倣って最も貧しく低くなり、最も弱い人たちとともに 生きた聖フランシスコの生涯が瑞々しい青春映画として表現されていました。 魂の最も素朴で柔らかいところに触れる作品でしたね。 この映画でフランコ・ゼフィレッリ監督が大好きになりました。 聖フランシスコ教会にはフランシスコがまとっていた唯一の衣服が残されている そうですが、何度も何度もほころびを縫い、継ぎを当てた、実に粗末なものだ そうです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ ヒロキ 2017年12月6日 09:14 クリスチャン、素晴らしいですね。 今の日本に一番欠けているものは宗教的情操だと思われます。 私は、辿りつけませんでした。 >どちらも弱者や小さな存在を大切にしつつ、民が主役の平等な世界を 目指しています。 同感です。 例えば、どちらも愛や義を重んじていると思います。 私は無教会派の内村鑑三やキリスト教史におけるルターの影響でローマ書の「義」 から多くを学んだと思います。 ただ、実存主義神学に接したことや、フォイエルバッハによるキリスト教批判さら にそれを批判したマルクスのフォイエルバッハ論などから、結局信仰に至らず、 以後マルクスなどに没頭しました。愛と義を違った形で語っていると思いました。 聖書やマルクスたちからは受け継げる部分を私なり学びました。というか、 正確には過去形でなく現在進行形です。 人間の尊厳を基本的に実現する社会を創れると信じ、それを阻む諸々のものと 徹底的に闘うこと、私がイエスや「信仰」から学んだのはそれです。 それゆえ、救いがあり希望があり「永遠の生命」(ブルンナーに一番共感しました)に 通じるものがあるのかなと思われます。 「野の花 空の鳥」は座右の銘で、卒業文集などによく書きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ mari 2017年12月6日 09:35 > ヒロキさん >今の日本に一番欠けているものの1つは宗教的情操だと思われます。 クリスチャン人口が少ないので、誤解されているのも仕方ないのですが、 この国でキリスト者というと「清く正しく美しく生きる人」だと思われて いますね。 それは間違いではないけれど、結果であって目的ではありません。 キリスト教の基本は讃美歌にもあるように「神は愛なり」です。 何でもかんでも欧米が良いわけではありませんが、 キリスト教文化が根付いている国ではクリスチャンでなくとも博愛や隣人愛の 精神が社会に残っていますね。 日本では国家から独立した、社会的な人間関係の基本になるような精神的支柱が 希薄です。それが戦争時に国家神道を押し付けられ、国家への愛を強制されて、 抵抗が難しかった要因のひとつかもしれません。 ナチスに対する抵抗者たちの多くが拠り所としたのがキリスト教であり、 イエスの生き方でした。(『ヒトラーに抵抗した人々』對馬達雄/中央公論新社) 日本で「愛」と言うとイコール恋愛で、バブル期のクリスマスは、 まさにその解釈の花盛りでした。 宗教的情操の必要性から見ると、クリスチャンの私が言うのは差し出がましく 傲慢なのですが、仏教ももっと頑張っていただきたいと思います。 お葬式のためだけ、檀家のためだけに機能しているのではなく、 精神性の面で人々の支えになれることがあるはずですから。 もちろん、そうしている仏教者がいらっしゃることは充分承知した上で、 おこがましくも言っています。 >私は、辿りつけませんでした。 ヒロキさんは辿りついていらっしゃると思います。 特定の宗教ではありませんが、自己の心と謙虚に向き合い、他者への思いやりを 重視して、「平和を作る人」として生きていらっしゃいます。 クリスチャンにとって祈りは重要ですが、ともすれば「祈ることだけが重要」に なりがちです。 「平和を作る人は幸いです」とあるように、「平和」とは何か、 「作る」とは何か、を今後も心していけたらと思います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ モニカ2017年12月06日 11:22 クリスマスというと思い出すのが、32年前のNYのキャロリングです。 ブランデーの小瓶を回し飲みする楽しいキャロリングで 思い切り声を出して歌った懐かしい思い出です。
by grpspica
| 2017-12-05 14:01
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