今回の旅の大きな目的は、佐藤春夫を求めて、台南で文学館に行くこと。
でも空は晴天で、日差しが強そう。日差しの強い時の外出は厳禁の私。
朝の体調ももう一つだった。
「日照があるから今日は出かけない」と言っていたけれど、結局、
「文学館の後、孔子廟はタクシーに待って貰って、拝むだけ」
に惹かれ、外出することにした。
しかし.... 文学館では情報と現実の大きな違いを目の当たりにする。
想像していたものとまるで違う現実を知った。
ついで、5分ほど立ち寄るはずの孔子廟では、延々、日なたにさらされた。
「版画家の恩地孝四郎が製作した『孔子廟』がどの門だったのか」
と探すモニカに引きずり回されて、私の怒りは爆発した。
私の肌と身体は、太陽の電磁波と日光のせいで、それはひどい状態になった。
帰り車の中で、ついでに洗いざらい、この29年、カナダから戻った実家で
どれだけ酷い目にあったか!を怒鳴り散らした。
運転手さんに言葉が通じないのを幸い、家で始めると殺人事件になりそうな
ストレスを3 (ドライバー込み) 対1でリリース出来たのは幸運だった。
タクシー料金は安かったが、運転手さんには日本語サービスと結構そうに見える
人たち (乗客)の生活にも、こんな火種があると知ってもらえただろう。
しかし、顔は火傷をしたように痛い。
夜になって寝ようとすると苦しくてたまらない。
フロントに氷を3つ頼み、届いたポリ袋入りの氷で皮膚や体を冷やす。
姉たちは「熱さまシート」やその他冷却グッズを求めてコンビニへ出かける。
帰りにフロントで体温計も借りてきてくれた。
発熱はしていなかった。
ああこれで、ただでさえ見たくない顔がもっとひどくなる、、と思うと悲しかった。
***************************************
**************************************