哲学指南 by マサコ |
我々(←などと勝手にいうな)の縁結びの神であるM.シュネデール氏の「シューマン 黄昏のアリア」を読みました。まずシューマン世界を筆の力でここまで表現した人はいないでしょう。
シュネデールという人はどういう方なのだろう。驚きの連続の内容です。
必読「ユーモア」についてコメントあり。
シュネデールは、好きな時に好きな事を好きなだけ表現する。感受性と洞察力の黄金のバランス。物の見方の深さは、宗教・哲学・心理をはるかに超えいく名著です。
あれほど哲学好きといわれるグールドに対して、哲学の話ができるのは、このシュネデール、ヨーロッパの希有の人材だけ。
ところで哲学には条件があるぞよ。
一人の哲学者しか波長が合わないこと。
自身の体験があること。
この2本だてで哲学の話をする人は、まずいないのでは?
そして「詩」にかなり敏感なひと。
この3条件が哲学の条件。
邦人では柳沢桂子さん、欧米ではナボコフしか見つけていません。
「頼まれもせんのに、いろいろうるさいなぁ」って?
そうそう、セキララ先生の夢の中の九州弁で描かれたおばあさんなら、なれる自信あるよ。←何? もうなってる?