96のお部屋 by マサコ |
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ヘンゼルとグレーテルはお菓子でできているおうちに入りました。
あなたは音楽でできている96のお部屋全部に入ってみたいと思いませんか?
セキララ先生、英才教育の第2弾です。
ハンスフォンビューローという方が「バッハの48のプレリュードとフーガは、音楽の『旧約聖書』にあたる」と言いました。
では『新訳聖書』は32、といえば(グールドの生家の地番ではなく)、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲です。
さて今からお話する曲は、マサコによって「96のお部屋」と呼ばれるまではバッハの「平均律」という実に殺風景な名称がつけられていたのです。そのせいか、どの曲が1番好きか即答出来る人は、本当に少ないのです。
それはともかく、この曲集は、料理でいえば「おかか」のだし汁にあたるでしょうね。
おかかだし汁の状態を96種類それぞれに言い当てる人の味覚はプロ以上でしょう?
そのような「平均律」をよく知ることは、音楽の基本のように思えます。
まずエドウィン・フィッシャーとリヒテルで始めてアファナシエフ、そしてグールド。後は誰のでもかまいません。
リヒテルといえば、こにし@ホリ○エモン似(滝汗)さまがお好きなようですね。←ちゃぁんとマサコの記憶にインプットされてます。(もっともバックナンバーでいつか調べてその日の名前が判明しました。2月11日でした。)
子供にどの演奏者の何番が好き?と質問できる程に親御さんがまず聴く。そして1番好きなお部屋とそこに住んでいる部屋の持ち主を捜して下さい。
第1巻の1番、白タイルと泉の音がするお部屋。
2番、いらいらした人がいるお部屋。だからフーガではたっぷり皮肉を言われる。
etc......
というようにお話を作ることも楽しいですよ。
英才教育はお金をかけずに家庭でたっぷりできるものです。
新旧約聖書曲集は、世界遺産で、ステキな演奏はごく限られるのが特徴です。
さぁて「しいたけだし汁」はどの曲にしましょうか。
またブルガリアでは春の訪れを待つ人がこの季節に人形や日本のお守りみたいなもの贈り物をして喜びを分かち合うそうです。それもいただきました。いまにアップしますね。ノリコ