お絵描き教室の幼馴染み by マサコ |
コメント書き込みありがとうございました。
ひらがなの「えりっく」でいいのですね。
プロフィールを読ませていただくと多彩な方だとびっくりしました。
スポーツなさる方は、本を読まないと思っていたのに....。
高村薫さんがお好きなのですか?
それから、写真の「海辺の犬」、とても気に入りました。
なんだかどのジャンルも私の知らない人の名が沢山です。「バティ」「フィオ」「カントナ、マンU」も理解出来ない私でしたが、ググって貰って何の事かわかりました。
私の好きなジャズピアニストは、ハンク・ジョーンズ、トミー・フラナガン、モンクそして同じく、ビル・エヴァンスです。
さて素晴らしいコメントというよりは、バッハとご自分の世界を語って下さり、ありがとうございました。
えりっくさんは、バッハの作品をご自分の指で、詩や絵にして学んでおられたのですね。
シンフォニアの15番、私も全く同じものを感じています。グ-ルドの演奏では、もっともグ-ルドチックなものの1つで、世の中の矛盾に苛立ちながらも、くんずほぐれつで、ある時は「さかさま」にしてしまおうか?です。
インヴェンションの12番は、何というかわいらしい受け取り方でしょう。精一杯頑張っている人の姿を何物にも替えがたいとおっしゃるえりっくさんの価値観に同感します。
ランドフスカは、グ-ルドの強烈さをより煮詰めて、かぎ鼻で弾いたかのような所があります。グ-ルドは、チュレックの端正さを好んだのか、ランドフスカはお手本にしなかったよう。
自分があれを弾いた、これを弾いたの話は、いやらしいのですが、私はインヴェンションは15曲全部弾きました。で、その思い出としては、人さまに「10番が一番あなたらしい」といわれた事です。
バレンボイムが自分自身の子どもの頃の演奏に1人で惚れ惚れしているように、私も子供時代の録音が残っていて6番は、自分で「上手だ」と思っています。(笑
私に生徒がいて、インヴェンションを弾いているなら、ぜひえりっくさんの音楽に対する感じ方を知って欲しいです。
えりっくさんの子供の頃のインヴェンション、ぜひ聴いてみたいですね。
また子供の頃から、そして今でも好きな曲があれば、そのお話も聞かせて下さい。
それでは。
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えりっくさま
バッハのインヴェンション(以下I)とシンフォニア(以下S)は大好きな曲ですので、お話足りない気持ちです。
私がギターが大好きで、えりっくさんのお好きなSの12番やIの15番は、ギターを弾いているように感じました。Iの14番は、弓道をするようで。
Iの7番と9番は、まさに変人。1番(真面目)、2番(セクシー)、
3番(世事をよくこなす)、4番(えりっくさんと同意見)、5番(頑固)、6番(求道的)。8番(単純性頑固)、10番(めでたい)、11番(陰険)、13番(弾きにくい)、、という訳です。
なんだか人物評が多く、我ながら、がっくりです。
特に好きなのは、Sの14番で、最後の小節の32連譜を弾くと「アーサー大王」になった心地でした。この前の小節からの押上げも気に入っていたものです。
我が家には、1つの曲に違うエディションの楽譜が山ほどあって、弾いているのに日付けのないものや、グ-ルドのを聴いたせいで、自分が弾いたつもりのもの(恐ろしい!)やら、で、今、すっかり忘れていた大好きなSの7番に行き当たりました。こんな人がいたら、いつかきっと会いたい!で、やはり「優しくて変人」のイメージです。
これは日付けがあり、弾いているのに、私は弾いていないと思っていた。
数字に興味があり、こうしてトータルでチェックしていると、各数に相応しい曲想があるような気がしてきました。思い込み?
1968年に集中してSを学んでいるので、グ-ルドのを聴いてからという事ですね。2、4、5、8、9、11、15は、グ-ルドがあまりステキだったのか、弾いていないようです。
しかし記録というものも、記憶もかなりあいまいという事を知りました。
こうして過去を振り返る機会を与えて下さった、えりっくさん。
私たちはバッハの「お絵書き教室」の幼馴染みかも知れませね。