台湾人生 by マサコ |
日本支配の下で、日本人にさせられ、日本人と思い込まされた台湾の人々のお話だった。
深刻な内容なのに少しもくたびれないで見ることができた。
私は台湾には特別な縁がある。
両親は親の代から台湾に住み、台湾で結ばれ、兄と長姉は台湾で生まれた。
トロント暮らしをしていた1980年代には、
だからこのフィルムが見やすかったのかもしれない。
日本名を名乗らされ日本のために利用された人々は、
2010年には65年目になる敗戦記念日を前に、
フィルムには生い立ち・生活が対照的なふたりの女性が登場する。
楊 足妹(ヤン・ツィーメイ)さんと陳 清香(チン・セイコウ)さん。
男性3人の登場人物のうち、原住民であった塔立國普 家儒漾(タリグ・プジャズヤン)さんは映画の完成後にそれを見てから亡くなった。
過酷な歴史と人生を生き抜いてきた人々の証言は、同じ経験のない私にもそれなりに響く。
一番好きなシーンは、優しく励ましてくれた先生のお墓参りに毎年日本を訪れる宋 定國(ソウ・テイコク)さん。連れ立っているソウさんのお孫さんが小松原先生の墓前で流す涙だった。
台湾で暮らしていた親類達に
トロントの台湾出身の友人達に
米国の台湾生まれの日本人チェリストに
このプログラムを送ろう。
2009/9/21
台湾人生公式サイト