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by grpspica | 2015-09-25 00:00 | memorial day | Comments(0)
2014年 10月 04日

別れる練習をしながら -- GGのご命日に-- byマサコ

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헤어지는 연습을 하며  --  조 병화 

別れる練習をしながら -- 趙 炳華 (チョ・ビョンファ)


헤어지는 연습을 하며 사세
떠나는 연습을 하며 사세


아름다운 얼굴, 아름다운 눈
아름다운 입술, 아름다운 목
아름다운 손목
서로 다하지 못하고 시간이 되려니
인생이 그러하거니와
세상에 와서 알아야 할 일은
떠나는 일'일세

실로 스스로의 쓸쓸한 투쟁이었으며
스스로의 쓸쓸한 노래였으나

작별을 하는 절차를 배우며 사세
작별을 하는 방법을 배우며 사세
작별을 하는 말을 배우며 사세

아름다운 자연, 이름다운 인생
아름다운 정, 아름다운 말

두고 가는 것을 배우며 사세
떠나는 연습을 하며 사세

인생은 인간들의 옛집
아! 우리 서로 마지막 할
말을 배우며 사세

++++++++++++++++++++

別れる練習をしながら

   趙 炳華チョ・ビョンファ(訳:茨木のり子)

別れる練習をしながら 生きよう
立ち去る練習をしながら 生きよう
  
美しい 顔, 美しい目
美しい唇, 美しい首
美しい手首
たがいに時間切れになるだろうから
しかし それが人生
この世に来て知らなくちゃならないのは
‘立ち去ること’なんだ

なんともはやの うすら寒い闘争であったし
おのずからなる寂しい唄であったけれど

別離のだんどりを習いつつ 生きよう
さよならの方法を学びつつ 生きよう
惜別の言葉を探りつつ 生きよう

美しい 自然, 名前らしい人生
美しい情, 美しい言葉
置いて行くことを学んで 生きよう
去る演習をして 生きよう

人生は 人間たちの古巣
ああ われら たがいに最後に交(かわ)す
言葉を準備しつつ 生きよう
by grpspica | 2014-10-04 00:00 | memorial day | Comments(2)
2014年 02月 26日

サリーホームズ 田中希代子さん19回忌に寄せて byマサコ

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「ひびきのなかにすむ薔薇よ」と敗戦前の異色の詩人、大手拓次は歌います。
この呼びかけが相応しいピアニストは、バラの茎や葉にも似たプロポーションを持ち、
その深く重なり合う思考も一重の花びらにした田中希代子さんの音楽のような気がします。

そんなバラにようやく出逢えました。
日本では、まるで人気のないバラでしたが、2012年第16回世界バラ会議で一重咲き品種で初めて殿堂入りした「サリーホームズ」。
サリーホームズの魅力は、バラの原種である一重の花が、しなやかな長い枝先に大輪の花がたっぷり咲き、くす玉のような風景になる事です。

田中希代子さんのピアノは「茶の間の音楽だ」とアンチ田中派からけなされたこともありますが、私には家庭で聴くことの出来る「真実」の芸術です。

日本で見かけることはほとんどないサリーホームズですが、田中希代子先生亡き後、サリーホームズが咲くように、いつか世界中の田中希代子ファンに出逢えたらと願うものです。
そして一人一人と集い、いつかサリーホームズのような「くす玉」となり、その香しい香りに、田中先生をお偲びできればと。

「サリーホームズ」を合い言葉に、田中先生の芸術を愛する方々に、江里佐代子さんの遺作となった京都迎賓館の「截金(きりがね)」にも似た輝きのキヨコ・タナカの音楽精神を次代に引き継いでいただきたいと祈っています。

夜空に金星が輝く時、あの星で田中希代子先生が、今もピアノを弾いていらっしゃるように思えてなりません。

田中先生、「永遠なるもの」をありがとうございました。

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身近にサリーホームズがないので、写真は緑の館バラ図鑑から拝借しました。
by grpspica | 2014-02-26 00:00 | memorial day | Comments(0)
2013年 10月 04日

GGのご命日に byマサコ

ご命日にあたり、31年の生涯で600曲以上の歌曲を残したシューベルト「森の中 D.708」を捧げます。
あいにく訳詩だけですが、
メゾソプラノのクリスティアーナ・ストーティンの言葉
「私にとって歌うことは、あらゆる面において真実を見つける手段です。
 歌うことは自分が何かの一部と感じ、自己と向き合うことでもあります。
 だから歌うことは『内面的な真実への道』と言えるでしょう」
を添えて。


森の中 D.708    
   シュレーゲル作詞/広瀬大介訳 シューベルト作曲


神の翼のように うなる風が

冷える森の夜に 身を潜める



馬の鐙に足かけた 勇者のごとく

その思いは千々に乱れる



年経た樅の木の ざわめきに似た

精霊のとどろかせる波が荒れ狂う



炎のきらめきもあざやかに

輝き渡る 朝焼けのもと



野を照らしだす 稲光は

その内に 死をはらむ



炎は素早くきらめき 燃えさかる

神のもとへと 昇るかのように



静かな泉の 永遠(とわ)なるせせらぎが

不思議な力で 苦しむ花を救う



穏やかな波がたたえる 悲しみが

われらの心を あやしくとどろかす



はるかかなたの 精霊を呼び寄せ

波で われらを誘う



殻を破った 命の力

激しい衝動の 戦いが

美しき愛となって 満たされる



精霊の息吹に しずめられ

命を生み出す そよぐ風が

その魂を 吹きぬける



神の翼のようにうなる風(グールドのハミング)

くらき森の夜 奥深く



手綱が緩められ

その思いは千々に乱れる

恐怖の去った風に聴くのは

精霊がとどろかせる歌
by grpspica | 2013-10-04 00:00 | memorial day | Comments(0)
2012年 02月 26日

田中希代子さんとみどり byマサコ

ご命日2月26日に

田中希代子先生は、緑がお好きでいらした。
さらにヘ長調の曲がよく似合っておられ た。

ある人たちは、ヘ長調に緑を感じるという。

しかし私自身は、音や調性、数字に、緑という色を感じない。だから長い間、田中先生になぜヘ長調の曲が似合うのか、わからなかった。

緑を好きな方は、争いごとが嫌いだと思う。
田中先生は、きっとご自身も緑そのものでいらした。
人は自分の好きな色を表現するのが上手だったり、その人の仕事というものは、その人の持つ色を表現するものではないだろうか。
お部屋のカーテンも緑色にしておられたという田中先生は、自然にヘ長調に魅力 を感じられたのだと思う。
「修道女モニカ」「ベルガマスク組曲の前奏曲」「サンサーンスピアノコンチェルト第5番エジプト風」「モーツァルトピアノソナタ7番K332」などに、この地上の緑よりも美しい緑が表われているので はないかと思う。

サンサーンスのピアノコンチェルト第5番の2楽章には、サンサーンス自身がナイル川の川下りで船頭さんが歌っていたという 歌のメロディーが使われ ている箇所がある。
そのナイル川も源流へ遡れば、白ナイル、青ナイルとあり、青ナイルの源流は、エチオピアにある。エジプトに洪水を もたらし、肥沃な土を運んでいたのは青ナイルの方だった。

田中希代子さんというピアニストは、どこまでもどこまでも人間の原点をピアノという楽器を通して見つめ続け、我々に汚れのない、害の ない心の原点を音という芸術に表現なさった方と思う。

時には、前人未踏の極限にまで魂の源流を求めてさがす、チョロチョロとい う静かな流れ、そしてそれが最初の雫になる所まで導かれる。
ある時は,その水は緑を育む土を運び、作物が青々と育つ、そんな様子をピアノで表現なさっ た。

彼女の地上での生 活は、神への生け贄になった古代文明の巫女のよう。
人間の価値感的文化の頂点に立つ芸術を残された先生、日々感謝と 敬愛の思いで私には墨絵のような田中先生の音楽を思い浮かべる毎日で ある。
by grpspica | 2012-02-26 00:00 | memorial day | Comments(0)
2011年 10月 04日

10月4日 ご命日に  byマサコ

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このソネット形式の詩の作者アルブレヒト・ハウスホーファー(1903-1945) は、地理学者で 1940年からはベルリン大学の先生でした。
ナチス政権への疑問に目覚めていたアルブレヒトは、1944年12月逮捕。
そしてヒトラーが自殺するわずか1週間前に政治犯として現在のベル リン 中央駅付近で殺害。
その遺体と共に80編の詩が書かれた12枚の血染めの紙を発見した弟ハインツは、翌1946年「モアビート・ソネット集」を出版。
今回ご紹介した詩は、収監中にハウスホーファーが死を覚悟して書いた詩の中からのひとつです。

グールドの晩年のゴルトベルクを聴く時、わずか28年前にオートバイに乗っていた暴走族の姿はなく、死を覚悟した音楽家の演奏に聴こえます。
2度目の録音より1年4ヶ月後、音楽の神さまの弾丸によって頭を打ち抜かれることを予想してゴルトベルクを演奏したグールド が、「オム・マ ニ・パドメ・フム」の内 容に似 ているので、この詩を選びました。

「いかにすれば没頭し、一人ひとりの意志を全体へもたらすか。・・・・後略」とは、ニーチェの「ツァラトゥストラ」の教えに通じます。

グールドの音楽精神は、仏陀に繋がるのではないでしょうか?


注1 この詩は典型的なSonett(ソネット)の形式に則っている。ソネットとは、13世紀イタリアに生まれ、シェークスピアに代表される イギ リスで特に多様な発展を遂げた14行構成の定型詩のこと。

注2 Om Mani Padme Hum チベット仏教徒によって唱えられている最古の真言(マントラ。仏に対する祈りを象徴的に集約した言葉)で、omは「始まり」、humは「終わり」 を意味しており、「宝石のような蓮に心からの挨拶を」といった意味。








by grpspica | 2011-10-04 00:00 | memorial day | Comments(0)
2011年 02月 05日

2月5日 --田中希代子先生の日に byマサコ 

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田中希代子先生

79才のお誕生日,おめでとうございます。
また、今月の26日は、先生の「ミドル・ワールド」での15才の日です。

子供の時から、先生の音楽にどんなに励まされて生きてきたことでしょう。
今も気が狂わないで生きているのは、先生の音楽が持っている永遠なる力のお陰と感謝に耐えません。
先生のお弾きになったハイドンのソナタの2楽章にある4小節を心に響かせると全宇宙の浄めの雫にすべての苦悩は消え去るので す。

また、時々、私の見る夢に現われて下さってありがとうございます。

「さやけさ」と「微笑みと涙の真珠」の芸術を人類に託した職工というべき田中先生の音楽。
その音色とシルエットに包まれて、これからもがんばります。

MASAKO

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by grpspica | 2011-02-05 00:00 | memorial day | Comments(0)
2010年 10月 04日

グールドのご命日  by眞佐子

グールドの葬儀の日のトロントは霧が深かった。


今年の献歌はヘフリガーが唄うドイツ語歌詞の「出船」です。

グールドは、かつて演奏した地ベルリンを思い出して下さるでしょうか?
そして熱烈なるファンたちが暮らす日本のことを
あの世から思って下されば嬉しいです。


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by grpspica | 2010-10-04 00:00 | memorial day | Comments(0)
2009年 10月 04日

28回忌に  byマサコ

「ラジオ まいにちロシア語」の講師、
熊野谷葉子先生が教えて下さったすばらしい歌
ムソルグスキー歌曲集「子供部屋」より「お休みの前に」を
ブルガリアのバス歌手、ボリス・クリストフの独唱で、
グールドに捧げます。

バス歌手のボリスが女の子の声音を使って歌っています。


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HMV オンラインショップから 

ムソルグスキー:歌曲集『死の歌と踊り』『子供部屋』『日の光もなく』 ポリス・クリストフ(Bs)、ラビンスキー(P)、ツィピーヌ指揮フランス国立放送管弦楽団

詳しくは「ラジオ まいにちロシア語」のテキスト2009年9月号p57とp111で。

また全音出版社からから楽譜も出ています。
全音」「ムソルグスキー歌曲集」

テキストとは違うけれど,歌詞の訳が読めます。
モデスト・ムソルグスキー   Modest Petrovich Mussorgsky ( 1839 - 1881 ) ロシア 「 おやすみ前のお祈り 」 「子供部屋」より

なお、この「ラジオ まいにちロシア語」の放送は来年2010年3月「もっとロシア語!」コーナーで再放送されます。


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マサコ、バッファロー領事館でグールドの死を知る

「グ−ルド死す」カナダでの報道記事
by grpspica | 2009-10-04 00:11 | memorial day | Comments(0)