ペーパー版「海峡」の新スタイル
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by grpspica | 2005-12-23 11:20 | 命・平和・人権 | Comments(3)
2005年 10月 23日

ライファーズ by ノリコ

AWさま。御社の社員のご主人が26才でイラクで亡くなったとのこと。
ご家族、奥様や小さな子供さん、ご両親の悲しみを思います。

「夫の死が人のために役に立った」と確信できる死であれば、ある程度は受け入れることができるかもしれませんが、少なくとも私には、米兵のイラクでの死には、これを肯定できるだけのものがあるとは思えません。

数日前、弁護士の仲間のメーリングリストに、「ファルージャで何が起こったか」、というレポートがありました。転載することもできるようですので、「海峡」にも載せられるかもしれません。

金曜日には「ライファーズ---- 終身刑を超えて」という映画を観ました。
(マサコさんがその感想を書きましたので、いずれアップします。)

簡単にいうとアメリカの刑務所における再生プログラムのお話です。
この映画に出てくる、ひとりひとりの人間(囚人)に対する接し方・見方は、さすがにアメリカと思わせる物があります。日本では考えられないような発想です。

人はともすれば自分のことのみ考えがちですが、それでも、こんな心も持っているということに救われる思いがしました。







by grpspica | 2005-10-23 10:55 | 命・平和・人権 | Comments(1)
2005年 10月 22日

災害用郵便(被災郵便)をめぐって その2 byマサコ

 * 報道について                      
 地震直後からTVで被災地宛の小包と義援金の振込みが無料というのは何度も聞いて知っていた。 ところが種々なニュ-スを見てはいたが、被災地に認定された地域から出す定形・定形外・はがき・速達料金が無料になったとは知らなかった。

 この点についてTV局に電話すると、被災郵便取扱い期間中に私の電話を受けたTV局の人たちは知らなかった。ただ前述の被災地宛のものが無料という情報のみ知っていた。

 3月7日、私は、被災郵便の報道がいつなされたかについて、大手新聞2社と地元新聞社に問い合わせた。
 「1月24日の朝刊」と答えたのは地元新聞社。後の2社は、「他の無料の情報はデ-タ-ベ-スに入っているが、その件に関しては出てきません」と回答した。

 明石市内の小学校教師は、教科書を失った神戸の青空学級の話を聞いて、教科書を送るために自宅近くの郵便局に出かけた。宛先と内容を局員に告げ、無料で送れないかを聞いたところ、局員は「無料の制度はない。またこんな時期だから速達にした方が確実だと思う」と返答した。

 一般市民に情報が行き渡らないのはともかく、局員すら全く知らないのはどういう訳だろうか。狭い郵便局では、空いて入れば人の声はよく聞こえる。局員が間違った答えをしているとき、近畿郵政局からのFAXを受けとっていた局長や、通達を知っている他の局員は何をしていたのだろう。

 2月初めに明石市役所に電話をして、市の広報(続々と号外が出ていた)に情報を載せるように頼んだ。市は他に載せる重要なものがあると取り合わなかった。

 郵政省にも電話をして、今からでも各局に通達公示の貼紙を入口に貼ること、また窓口でも利用者に伝えるように指導していただきたいと要請した。郵政省は「公示義務はあるが口頭で伝える義務はない」という返答であった。
 この制度を知らなかったために、自分の属する会の全国の会員に多額の郵便料を払って援助の訴えをした例も聞いた。

 この間、被災地各地の友人・知人に情報提供の依頼をした。
・貼紙の無い所(神戸の被災の激しかった地区内でも、貼ってなかった所があるという)
・目立つ所に大きく貼紙をしている所
・窓口で教えている所(1ヶ所のみ)
等があることがわかってきた。

 こんな微笑ましい被災郵便の実用例がある。
断水の続く被災地から実家の母親のもとへ洗濯物を送っていたのである。洗濯物を抱えて避難所から実家のある他府県へ里帰りをした話もあるから、この話はある局員のいう「内容は地震関係の物に限る」という制限(?)にもぴったりだ。

 私は、神戸中央郵便局に問い合わせた。
「被災郵便っていうのは、一体どういう制度なのですか?」
「なぜ一人一人に教えないのですか?」
「みんなに言わないのは郵便物が一度に沢山来たら困るからですか?」
 ノラリクラリの局員は、「後で総務課の人が電話する」と言って電話を切ったが、電話は掛ってこなかった。

 * 使わせない理由                      
 この制度は「被災地の方は物入りでしょうから、せめて郵便代くらいは……」という愛の心で始まったと私は考えている。だのに、なぜ多くの局が無視し続け、料金を取り続けて平気でいられるのか?

 私の頭の中では3つの事しか考えられない。
1、各郵便局の売上げが、その郵便局のマ-ジンとなって、局長や局員の収入に影響する。(郵政省は、収支は郵政省で合わせるから、そんなことはないと言うが、年賀はがき等を「うちで買ってね」と頼み、買えばおまけが付くのはその表われではないのか)

2、被災郵便を受け付けると数を数えたり帳面につけたりで、事務仕事が増えて、ややこしい。時間を取られる。

3、郵政省が、「出来るだけ使わせないように」指導している。
 郵便局は、かなり広い地域に一つしかないという意味では、その地域の独占企業である。悪用されないためになされたことらしいが、その地域の局員には、お客さんが地元住民個人であるか会社関係者であるかという区別がつかないのだろうか。
 もし局が乱立して競争が激しければ、利用者を自局に引き込もうと各局はこぞって、無料郵便物の宣伝をしたかも知れない。

* ある被災地区の局員から聞いた本音の話
 「あれは元々、着のみ着のままで家から逃げ出し、電話も掛けられずにいる人が、自分の生存を知らせるためだけのものです。今の間に出そうとする余計な人は、防ごうと努力しておりました。各郵便局でいろいろ違いが出るのは、局長の気持一つだからです」

 私はさしずめ、この局側の言う「余計な人」になるのであろう。しかし、局長一人の考えで通達を押さえたり出来るのだろうか。また、局や局員に被災地住民一人一人の被災度を認定する権限があるのだろうか。

 確かに明石市は神戸市より災害が軽かった。しかし家こそ倒壊しなかったけれど、家屋の修理に百万円以上の出費を強いられたり、収入が半減した住民は被災しなかったと言えるのだろうか?
 DM業者の悪用を防ぎたいという面もあるだろうが、年賀状や暑中見舞を多量に利用する人が、自分が無事でいるという手紙を同じ様に出せば、「明日からは受け付けません」と電話をかけてきたりするのは、なぜなのだろうか。「今の間に利用しよう」と思っても送る相手や送る内容が無ければ使えるものではない。

 私は、これまで郵便局とは国民から親しまれ、一般市民が公正なサ-ビスを受けられる場所だと信じ切っていた。でも値上げの時には一斉に実施されるのに、この通達を無視した営業はどう考えればよいのだろうか。

 たかが郵便、されど郵便。
 小さな事がその国の文化を表す。
 被災者郵便のこの顛末は、日本の行政のあり方や行政官の対応のおかしさをよく表わしていると感じた。


利用した郵便局
2月2日~9日・14日・17日 もよりの郵便局
10日・17日 西明石駅前郵便局・明石郵便局
13日     西王子郵便局・明南郵便局
14日     玉津郵便局(神戸市)
15日     茶園場郵便局
17日     東仲之町郵便局
20日     明南郵便局

問い合わせた所
郵政省・神戸中央郵便局・明石郵便局
行政監察局(東京・大阪・神戸)
テレビ朝日・読売テレビ・毎日テレビ
朝日新聞社-東京本社・神戸支局
毎日新聞社-大阪本社・神戸支局
神戸新聞社・赤旗・ジャパンタイムス
兵庫県警(生活経済課)
便乗値上げ予防センタ-(西宮)
生活科学センタ-(神戸)
生活情報センタ-(神戸)
公正取引委員会(大阪)
明石市役所
(ペーパー版「海峡」18号1995年9月より)


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by grpspica | 2005-10-22 11:32 | 命・平和・人権 | Comments(0)