ペーパー版「海峡」の新スタイル
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by grpspica | 2015-10-29 11:06 | 命・平和・人権 | Comments(1)
2015年 10月 24日

「満願」 byマサコ

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ラジオが太宰治の「満願」の解説と朗読を放送している。
中学生の頃、大好きな作品だったけれど、もうすっかり忘れていた。
当時大学生に「『満願』が好き」と言ったら、
「あれは子供の読むものではない」と一笑に付された。

どうやらこの放送は、朗読のレッスンのための内容でもあるようだ。
下手な朗読と思ったら、その朗読に対する注意が山程なされている。

さて中学生の頃、なぜ大学生に笑われたのかわからなかった。
17歳の時に佐藤春夫の訳詞「残燈を咏みて」を見つけた。
すぐに笑った男性に送った。
 
「残燈を咏みて」 沈 満願

 残灯猶未滅  ともし灯の
 将尽更揚輝  消(け)ぬがに見えて
 唯余一両焔  なかなかに
 綴得解羅衣  帯解く間(ひま)は燃えまさりつゝ


「昔、『満願』が好き、と言ったら、笑いましたね。この詩を愛しております...」

近頃、太宰治が話題になっているのが嬉 しい。
作品の分析や作品の味わい方を、何人もの人の視点で聞くことが、あーそうだったの か!で嬉しい。
で、満願は軽妙な語り口の哲学的な作品なので、とても好きだったのだとよくわかった。

太宰治を語る時、どの作品が好きか?を語ることが一番重要に思われる。
如何にも富士山からの水が美しそうな三島の地で、太宰が「ロマネスク」を書いていた時代の人間関係を綴った作品。その最後の場面は、瑞々しくて愛らしい。

中学生の私はなんの事だかわからないのにわかったような気になったのか、わからない のか? それともカマトトだったのか?
小児空想情欲を持て余していたあのおませな日々が懐かしい。


by grpspica | 2015-10-24 15:33 | 本の感想など | Comments(0)
2015年 10月 19日

予防接種で副作用?・擬似インフル体験  byモニカ

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話には聞いていた、予防注射の副作用。
今年は見事に当たってしまったようだ。
その顛末を記録として残すことに。

先週水曜日、11月の台湾行きに備えてインフルエンザの予防注射を受けに行く。
いつもの通り、接種前の書類にサインをして、注射。
何事もなく、24時間後はいつものプールに。
おかしくなったのはその帰り道。
突然、みぞおちにこむら返りのような強張りが。
あれ、これ、ニトロが必要?とか、ただの胃痛?と思いながら運転。
駐車場所を見つけて、しばし考える。
「ニトロが必要な時には劇的に効きます。効かなければ他の症状」
と言って処方していただいたのだから、飲んでもいいだろうと舌下へ。
しばらくして収まった。
「ニトロのお陰か自然に治ったのか?」疑問が残る。

いつもの場所で水を汲んで、神戸のアパートへ。
途中、買い物がてら急に食べたくなったお蕎麦を夕食代わりにいただく。
夜、お腹の様子が少しずつおかしくなる。
腸の痛みがキツく、胃や胸部にまでこわばりと痛みが来る。
意を決して2錠目のニトロを舌下に。
これはよく効いた。(少々やばい。。。)
徐々に「水を飲んでも上へ下への騒動」が始まる。

明くる16日(金)朝から熱感あれど、7℃少し。
おでこは結構暑く感じるのに、不思議。
午後になると逆におでこは冷たくなるのに、
体温計はどんどん上がっていく。
夕方からは8℃に突入。
最高8.9℃にまで上がる。
上げ下げの騒動は続く。

17日(土)朝にやっと、7℃台後半に下がる。
1日ほぼその範囲。

18日(日)7℃台前半に落ち着く。

そして本日平熱に戻り、やっと自宅に戻ることができた。
しかし、いつも謎なのが、熱感と実際の体温の違い。
今も全身はポッポ、ポッポと熱いのに(火照り?)
体温は5.6℃。 この差はなんなのだろう。


でもこれで台湾には無事に行くことができるだろう。
一緒に受けたマサコさんにはあまり影響はなかった様子。
ホっとする。
本当にかかったら、旅どころではなくなるから、
あと2人の同行者にも摂取を進めておかないと。。。


心配なのはニトロさん関係。
様子を話に病院に行かなければ。。。


****

追記

今夕、病院で心電図をとりました。
ご心配おかけいたしましたが、めでたく異常なしでした。
以前、肺炎で入院した時の主治医だったもので、気安くおしゃべり。
久しくやっていない血液検査、そして月曜日に胃カメラを飲むことになりました。
安心して旅に出るための準備.....です。



 写真は全く関係のないもの。@宮崎霧島神社
 知人のブログに最近のご神木写真があったので、
 昔のを見ていただきたく、アップした次第。
 ノリコさんとモニカです。



by grpspica | 2015-10-19 15:28 | グループスピカ | Comments(5)
2015年 10月 13日

青龍赤龍  byマサコ

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昼顔が樫の木に届いてさらに東南に進んでいる。

大きい龍が頭をもたげているみたい。
別のコースは、貧弱なのがサルスベリに届いている。
その昼顔が植わっている玄関横には、ユズを植えている。
柚子は弱酸性を好むらしいが、昼顔は弱アルカリ。そのために石灰を沢山入れた。
石灰を足すと昼顔は、ツルがすぐ太くなって花がつく。
ユズの身の表面には、下の方だけ石灰が白く行き渡ったよと、粉が吹いている。

アメリカとロシアが日本で戦争を始めたら、どんなことになるのだろう?
こんな妄想より、昨日、今年の合唱コンクール、中学生の部の課題曲
「プレゼント」の歌を思い出そう。
歌詞が素敵だから。

「プレゼント」 作詞 Saori 作曲Nakajin

「知らない」という言葉の意味
間違えていたんだ
知らない人のこと
いつの間にか「嫌い」と言っていたよ

何も知らずに
知ろうともしなかった人のこと
どうして「嫌い」なんて言ったのだろう
流されていたんだ

「知らない」ことは怖いから
醜い言葉ばかり吐き出して誤魔化して
自分のことまで嫌わないで

ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで

ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい

「人生」のこと
あまりにも問題ばかり起きるから
難問解決プログラムなのかと思っていたけれど

気付いたんだ
「プレゼント」みたいなものなんだって
何十年か好きに生きていい特別なプレゼント

だから楽しみにしながら
ゆっくり開けたら良いんだ
自分自身にその言葉を贈るよ
いつも忘れちゃうから

ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで

ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい

いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る

ひとりぼっちになって
気付いた
本当は大切な人がたくさん
いるんだってことが

ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい



by grpspica | 2015-10-13 13:00 | グループスピカ | Comments(0)
2015年 10月 12日

壺井栄著「十五夜の月」 byマサコ

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壺井栄さんの作品には、源泉掛け流しのような暖かい心が流れている。
その心の流れと温度が、私を育んだ祖父母、両親、兄姉と同じであったから、私は無条件に彼女の作品に惹かれていたのだと気づいたのは、60歳近く になってからである。

「十五夜の月」をしきりに読んだのは、10才前で、その後、全く読んでいない。
お話は、千代とその兄弟姉妹が、おばあさんに藁草履を手作りしてもらう。
売っている草履は形が良く、鼻緒の所が赤い布で、それを買って履きたいから、石段にこすりつけて破く。
するとおばあさんは
「子供の足が丈夫になってよく破れること」とますます草履作りに精を出す。
やがて千代たちは成長し、わざと草履を破かなくなる。
働き者のおばあさんはせっせと働き、ある日、突然亡くなる。
千代と妹は
「あんなに作ってももらった草履にひとつもお礼を言わなかった」と反省する。
物語のおしまいで、十五夜の月を見ていた千代は、
「これはおばあさんの心なのだ」と思って過ごす。

田舎に貧乏暮し。なんの派手なこと、楽なことに縁なく、悲しみも不平不満も生きることに埋没させて、循環して生命を送ってきた。
敗戦前は情報が少なく、人の暮しと自分の生活を見比べて欲を募らす人々が少なかったのかもしれない。

小林多喜二が殺された2月、尹東柱(ユン・ドンジュ)が肉体から旅立った2月、どんな月が出ていたことだろう。
治安維持法で殺害された方々は、それぞれに月になり、静かな花になって私たちを見守って下さっていることと思う。

追記
私の記憶ではこの話は偕成社版「少年少女現代日本文学全集20巻」で読んだ。
現在、自宅にこの本は見当たらず、インターネットで検索したが「十五夜の月」という題で別の文章が出て来ました。
一説によると、壺井栄さんは発表後も手を入れて題や内容を変えられる事もあったとか。
私の記憶違いかどうか、本が出てこないとわからない事になりました。


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by grpspica | 2015-10-12 12:26 | 本の感想など | Comments(2)
2015年 10月 10日

施 光恒「英語化は愚民化」を読んで  byマサコ

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世の中には稀に頭が良いだけでなく心も美しく、更には精神が健全で地球全体への配慮が行き届く素晴らしい内容の本が出版される。
施 光恒(セ・テルヒサ)氏は、平成の金字塔というべき内容を世に提示した。

名は体を表すと言うが、施(ほどこす)光の垣根で区分けされるクールジャパンムーブメントへの反対意見。

 横文字カタカナが横行する今、インチキ臭い政府のまやかしに対して、神様が天使を遣わしたような反証を完成させている。

第1章では、何が企てられようとしているか?の説明。

第2章では、欧米の歴史が学べる。特に興味深いのは欧州の「庶民の知的世界を広げた『翻訳』と『土着化』」
哲学に興味ある私は、著者が引用した哲学者、長谷川三千子氏の言葉
「本来、哲学する行為とは日常生活の身近な知と切り離せないのではないか」
この言葉を20代から感じていたので、嬉しかった。

第3章「翻訳」と「土着化」
1870年代に始まった「日本を近代化するのには、英語か日本語か?」で明治時代の貴重な歴史が学べる。

第4章の冒頭(p100〜)では舞台は一気に現代に移り、 EUが中心となる。
フランスのエマニュエル・トッド氏の激しい言葉「ヨーロッパの政治エリート同士の談合による寡占を表現したもの」で EUを形成するブリュッセル体制を説明する。
至れり尽くせりで、次々にわかりにく事柄を紐解く著者。英語信心が日本の未来を如何に貧弱にするか、母国語の大切さを問うていく。
p111-p113の「私は法務省が『ヘイトスピーチ』という英語(外来語)をそのまま用いる事は望ましくないと考える」では幾つか代案をあげて、たとえば「不当な民族差別発言」あるいは「憎しみを顕にする発言」、もしくは「攻撃的発言」と称した場合、解決の糸口が 見つかるのでは?と。
むやみに外来語を使う事で、政治や社会問題について人々が何の考えも持てなくなる事を危惧している。

第5章では、日本の政治・教育を中心に話が進むが、商売や外資が大きくかかわり、なんと、 TOEFLの受験料は約27600円(230ドル)にびっくりする。 

第6章 英語化が破壊する日本の良さと強み。
この第6章は、読みながらいろいろなことが浮かんだ。
施氏は相変わらず、美しい水を流すように母国語を失う危険性をあらゆる角度から説明している。

第7章は、頂上的な意味を持つ。
英語支配の序列構造として色々なケースが紹介される。

未熟な読者は、優れた著者の本を容易に語れないのは常の事。
実に多種多様。ほぼ全部と言っていいくらい、琴線に触れた。
私は、いい時期にこの本が読めた事に感謝している。
日本人の一人一人が、英語地獄から解放され、英語学習を楽しみつつ、明るい未来を作って下さる事を祈ってやまない。






by grpspica | 2015-10-10 10:08 | 本の感想など | Comments(0)
2015年 10月 07日

生垣工事  byモニカ

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このブログにも度々登場していた40数年前、改築した時に植えられた馬目樫の生垣。
先週日曜日、寄る年波を考えて、花壇にすることに決定。
庭師さんに頼んで抜いてもらうことに。
その記録として、工事前と工事後を残しておくことに。。。

到着するや否や、早速作業に入る庭師Kさん
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あっという間に1本、2本。
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用事を片付けて戻ってみると、もう綺麗に片付いていた。
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ご近所の皆さんにはショッキングな出来事だったようで、皆さん残念がってくださる。
「いろいろなお花が咲いて楽しかった」とか、「後はどうなさるの?」

後は、フェンスなどはせずに、お花を好きに植えることになった。

門を閉めていても、ここから簡単に玄関に回れるのが不用心なので、
ラティスを買ってきて、区切りとする。
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翌日、色が気に入らないので、オイルステインで黒目にする。
ラティスの保護という点でもいいはずだ。
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また作業中、必ずや頭を打つであろう電気のメーターボックスとキッチンの換気扇排気口にも、防護柵を取り付ける。
足元には、ninjaH2宅からいただいたハゴロモジャスミンを植える。
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こちらは囲いだけ。。。これで安心して作業ができる。
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5日間で見事に変わった。
マサコさんはお花がたくさん植えられると喜んでいる。




by grpspica | 2015-10-07 18:08 | グループスピカ | Comments(2)
2015年 10月 07日

ninja H2 byモニカ

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ご近所さんの前にすごい顔したバイクが停まっていた。
お向かいのご主人とそのお宅のご主人が楽しそうに話している。
好奇心旺盛な私は、「見せて!!」と駆け寄る。
まるでテレビアニメで見るロボットというか、鉄人28号では古すぎるけど、
そんな感じの黒くピッカピカのバイク。
名前は「ninja」。。。。。
ninja H2 なんだそうな。

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バイクの話はさっぱりわからないけれど、ninjaという名前には馴染みがある。
30年近く前、帰国してすぐにNY時代弟分だった友人に彼女を紹介したいと言われ、京都に出かけた。
彼女に会う前に、彼のバイクの後ろに乗っかって、秋の蔵馬・貴船にツーリング。
排気量は忘れたけれど、大昔乗せてもらった小さいバイクとは格段に違って
安定感とそのスピードが楽しかった。
その時のバイクが「ninja」。

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でも今日のninjaは時代を経て、すごく進化しているのに一人しか乗れないもの。
時速300キロも出せるとか。。。
取り締まりカメラもそのスピードに追いつかず、捕まらないそうな。。。

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など、いろいろお話を聞かせていただいた。
えらく詳しいと感心していたら、彼が製作したバイクだとのこと。
お仕事の話までは立ち入ることはなく、
食べた巨峰の種をまいたら育ったという葡萄棚の可愛い一房をいただいたりした、そんなお付き合いだったので、びっくり。


ちょうど彼と奥さんのご両親がいらしていて、若かりし頃はバイク乗りだったという京都の古い神社の宮司さんだったと聞くお父様も嬉しそうに眺めておられた。

お値段は車1台分。ピンからキリまである価格だ。
戻って検索。270万円だって。
私の車stream より高い!!!

でもって、写真を撮らせていただいた。
以前に撮らせていただいた葡萄と一緒にアップと行こう。。。
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by grpspica | 2015-10-07 17:21 | グループスピカ | Comments(0)
2015年 10月 03日

知と愛  byマサコ

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戦争法案反対の国会前のデモに
「知性」とだけ書いてあるプラカードがあった。
印象的な「知性」だった。

若い頃、1つ靴を買えばもう1つ欲しい。
服も1着買って貰えば、すぐさまもう1着欲しい。
そんな20代の私は母に、戦争を知らない世代の愚を見せつけていた。
母は「あのね....」と話したそう。。。
なんでも捨てたがる私に「戦時中は....」
そして軽く言う。
「いいわ、きっと今になったらわかるから」
優しかった。もちろん余分なものは買わない。

今夏、戦争で家族を全部亡くした子供たちのことを、生きて80代になった方々が語って下さった。
広島原爆投下後、どこからともなく集まった3000人の孤児の様子を逐一見守った男性の話も伺えた。

芋粥の炊き出しへ、まず大きな力のある小学5、6年生が突進する。
とにかく足りないので、水で増やし続ける。
次の3、4年生はお汁だけ。
もっと小さい子供達は鍋の底に残ったお汁にタオルや布切れをつけて、それを吸っていた。

暴力団が現れ、女の子だけ服を着せて、食事を与えた。女郎部屋に売るためだ。
男の子たちには何も与えられない。
フィルムでは着物もあった。デジタルなので、表情もそばで見るようだった。

冬になっても夏服のままだった男の子たちは、亡くなる時、必ず川べりにいた。
そしてどの子の口にも石が入っていたという。
きっと空腹を紛らわすため、少しでも心を助けるために、口に石を入れていたのだろう。

私は、70年分の涙をこぼした。

知と愛がなければ、人類は家庭も社会も地獄と化す。
戦争体験者のお話を伺う機会がまだまだ足らなかった。

「聴くこと」は、わかること。
「I will listen」は「感じて、身につく」こと。
「聴」の字には、耳を十と四、そして心がある。
遅ればせに感じたことを心に抱いて己れを鍛えていきたい。

私の見た「知性」は「知性の危機」の一部だったのかも知れない。



by grpspica | 2015-10-03 11:20 | 命・平和・人権 | Comments(0)