家 事 byマサコ |
家事ほど、よくする人が全く評価がなくなり、
何もしない人がしたつもりになる職種があるだろうか?
例えば月、4、5回の食事を与えると
「何と素晴らしい人」だけど、
毎日3食、食事を供給すると相手は、望みや要求が高くなるばかり。
「一体何を食わすつもり」的な口のきき方
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頭に乗って、料理している人を全面的に家来にしたがる心理が出てくる。
これは知人や友人でも同じみたい。
家事は守備範囲が広く、種類も多く、レベルもピンからキリまで。
家事をよくこなす人は、他の事もレベルの高い人が多い。
時間の使い方と機能に常人ならざる人が、
ゆったりしている事は不可能ではないかな?
うだうだ喋ったり、ズデーンとしている人は、
葉牡丹のように動きがのろい。
スリムだったりキビキビしている人は、アレグレットの雰囲気がする。
怠け者に多いのは、人に働き者と思わせる術にたけている事だ。
人が本当に人の世話をしているかどうかは、
園芸より遥かにわかりにくいし、ごまかせる。
園芸愛好家の中には
「人の世話は報われないけれど、植物の世話は報われる」
とおっしゃる方もいる。
園芸は、動物相手より、静かで納得がいく。
今までに一番人生を教えてくれた友人でもある。
食べ物は、お水と肥料。お家は土。
トイレはなく、声はかすかで、色彩は豊富。
私にとって家事とは「園芸と料理」しかなかった。
その片身をあきらめる訓練を始めたら、
あまりにも多くの幸せを与えられたと改めて実感している。