マサコのハングル |
やわらかな色の「え」と私にとっては濃いヤマブキ色に見える「エ」なのですが、
なんとネイティブの人たちにもこの差が、わからない人が多くなって同じに発音されている。
そのために「わたし」という「ネ」に対して「お前」という「ね」の区別が
なくなり、遂に「お前」を「ニ」にして急場をしのいでいるようです。
「O」も2つあり、マサコは、甘い「お」と塩味の「を」で区別したい。
もっと普通にいうと、大きく口を開く「お」と小さい口の「を」なのですが、
とてもわかりにくいのです。
そしてソウル方言では、文末語尾の [jo ]ヨォ を [j ]ヨァと発音し、
実際のスペリングでもインタネットでは、発音のまま綴られることが多いそうです。
こんなことでは、外国人が神経を使って勉強しても何もならないじゃない?
息の量がふつうの「平音」と息を沢山出す発音の「激音」では、
感情の激しい私としては腹を立てて話す時のハングルはみんな激音になってしまうでしょう。
おっとまって。ダメ、日本語なら「おっと待て」ですよ。
いやいや、この小さな「ッ」あるいは、「コッコ」のようにノドに近い音。
息が、鼻の後ろに上がって、口から出ない音は、
かの有名なる「濃音」という発音法なのですが。
お話は変わって、現在の韓流ブームの源流である黒田福美さんは、その昔、韓国人の
バスケット選手に恋をして初めて会った時、
「サランヘ」(愛しています)とすぐおっしゃったそうです。
ウーン、激音、濃音はないけれど、最後が英語の「H」(キム トンハン先生がおっしゃった)
(そういえば字の形もハングル文字そっくり)の強い音の「エ」がついていますね。
一般に語学は、「耳の悪い人」には向かないとされています。私が今が3才児なら、見込みがあるでしょう。
将来、ソウルに行った時、にこにこ暮らせるように、けふも猫の額のような脳の畑に種をまき、何卒、宿根草になるようにと祈りつつ、ハングルを学んで(育てて)います。