柯 旗化(コア・キフォア)著「台湾監獄島」その1 byマサコ |
コースは、まずは共産党の事務所に来年度の手帳を買いに行く。
次にキムチを買いに行くと閉まっていた。
近所で家の工事をしてた若い人が「店主は美容院に行った」と教えてくれた。
では久しく行ってない図書館に行こう。
10年間有効の図書カードを発行してもらう。
さて貸出本だ。
ドナルド・キーンさんがカッスラーやその他のハードボイルドや
さんざん物色して、福永武彦さんまで立ち読みしたが、
帰りに寄ったキムチやさんでは
近くの大学病院は相変わらずのようだ。
さてキムチご飯でおやつを食べて、待望の読書を始める。
文章の美しさもさることながら、飾らない回想の第1章。
それは、9月の台湾旅行でお年寄りたちが繰り返し教えて下さった
それが文章になっているので、懐かしい郷愁とともに、
ただ「アメリカの爆撃機が、中国やフィリピンから飛んで来る」には目を丸くした。
日本への攻撃はその方面からではなかったから。
日本攻撃は太平洋の島々からであってアジアからではないと思っていたので、
随分土地勘が狂ったけど、考えてみると当たり前の事だった。
大好きな街、高雄の戦時下の様子。
それまでのコア・キフォアさんの少年時代の第1章は、こう終わる。
「以前雑誌で、日本の爆撃機がワシントン上空で原子爆弾を1個落とし、
一体誰がその小説を書いたのだろう??
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