故宮南院の入り口で「本日休館」の看板を見た私たちは
そのままタクシーで回れ右をして、「檜意生活村」を訪ねた。
付近一帯は、阿里山の森林開発に関わった日本人たちの素晴らしい日本家屋が
残されており、その建物を上手に利用して、阿里山の産物を中心としたお店が
並んでいた。
阿里山が産出するコーヒー店では、何度もコーヒーを試飲したり、
試食のお菓子を食べる台湾人グループと仲良くなる。
改めてアジアの人々の人懐こさと友好の気持ちに触れることができた。
芸術家を支援しており、多くの工芸ショップもある。
珊瑚を加工した宝石屋さんでは、ナマコのような感じだけども模様が
色々の地味な色彩の珊瑚を初めて見る。
今までの珊瑚に対する常識を覆獲させられた。
広い敷地内の池には、ふくよかで亜熱帯の魅力を振りまく艶やかな蓮の花が咲いていた。
道すがら美しい女性がラーメンを出前している。
スープが透き通っていることから、 広い朝顔型の食器の中に並んでいる具が
美しく、見とれてしまった。よし、 食べてみなくっちゃ。
ラーメンは3人で1つをシェアすることにし、阿里山茶を注文した。
この店のオーナーは買い物がお好きなようであった。
まず目についたのは、狂ったように並ぶバービー人形。
コピー作品にしても(店の人は本物だと言ったけど )
ピカソとミロの作品をこんなに間近で見たことはなかった。
ピカソを本物と言い切る店員さん。
青い肩掛けの女(本物は愛知美術館所蔵)
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このミロも多分コピーなのでは?と思ってしまった。
その他思いつくままなんでも購入した人は、どうやってお金を儲けたのかな。
ともあれ この レストランは、 あちこちに生の花が惜しげもなく飾られている。
薔薇の向こうにはスバイダーマンがいる
結局、阿里山の烏龍茶
(ポット)と お薦めのチーズケーキを追加注文し、
帰りにトイレにあったタイ製の大型匂い袋まで買ってしまった。
トイレに置いてある寄せ植えの植物が素敵で
コンソメスープ系の日式ラーメンを差し出すお店は、
ある意味ではかなり高級だと思った。
トイレ洗面台の蘭
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嘉義のホテルの部屋には入り口から一番遠いところに窓が一箇所しかない。
その部屋の一番日の当たる場所に浴室トイレ 洗面がまとめられていた。
選び抜かれた思われる浴槽も、なだらかなカーブが横たわるの時のリラックスを助けていた。
建物も備品も随分と凝っているが、特にこの浴槽は南フランスを理想としてるのだろう。
この家具として眺めても美しい浴槽を綺麗にするためにプロの掃除の方がかなりの時間を要していた。
京都のうなぎの寝床のように長い部屋は一本道ができて、朝、室内散歩するのに都合が良かった。
SNSに入ると、ちょうど谷崎潤一郎全集を読んでおられる方の日記に触れ、
陰影礼賛の谷崎潤一郎がもしこの部屋に来たら、
お風呂と薄暗い部屋をどのくらい楽しむかなと想像した。。
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ちょっと休憩
一杯のラーメンを「3人でシェアしてもいい」と言ってくれたお店だった。居心地よく長居したので、帰りがけ、所場代として高いものを購入。コンビニでトイレを拝借する時、週刊誌を必ず買う「マサコの生き方」だ
タクシー料金が100元だったら、チップは50%。800元だったら100元、チップをあげましょう。
財布の中に稼いだお金が入っていたことはないけれど、ホロスコープで 「第2宮の天秤座に金星・土星・海王星があり、 第4宮の射手座に火星」があると言われました。 「家庭にエネルギーを使い、 お金はコンビを組んでいる人から与えられ続ける人生」と占われました。
どおりで専業主婦になりたかったわけです。
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