mari日記:ギロチンの周りの踊り |
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2018年 07月 10日
いわゆる先進国で死刑制度を実際に継続しているのは アメリカと日本だけだそうだ。 「実際に」と言うのには訳がある。制度そのものはあっても、 何十年もの間執行されず、実質的には死刑を廃止したに等しい国も いくつかあるからだ。 そして日本の場合、死刑執行は常に事後報告として報道され、それにまつわる 事情や状況もほとんどが秘密のベールに覆われていることが多い。 どう言おうが人の命を奪うのには違いない。 こっそりと密かに行われるような 秘密主義ではとんでもない! が、かと言って、今回のオウム真理教事件死刑囚の死刑執行のような、 現場の映像 こそないものの、あたかも実況中継のような知らせ方は、 異常としか言いようがない。 あらかじめ執行される人数が7人と予告され、執行される度に名前を報道し、 中には 顔写真に「執行」と書いたシールを順次貼って行ったテレビ局(フジ) まであった。 こんな急な事態でさえも顔写真付きのボードが用意され、 リアルタイムの進行に合わせて一人ずつ・・・。 見ているうちに何だか吐き気がして来た。 何だろう、このものすごく嫌な感じは。凶悪犯と言っても人の命なのだ。 それをこんなに 軽々しく乱暴に扱うことが許されるのだろうか、 法務大臣もマスコミも。 ↑ kathe Kollwitz: Die Carmagnole (1901) ドイツの版画家・彫刻家ケーテ・コルヴィッツのリトグラフに 『カルマニョール』という 作品がある。別名「ギロチンのまわりの踊り」。 カルマニョールとはフランス革命(1789年)の時に流行した歌と踊りで、 貴族たちが処刑される際にギロチンの周りに集まった民衆たちは、 この歌をこぞって歌い、 踊ったそうだ。 今でも歌詞は革命歌として知られている。 今まさに真ん中にあるギロチンで首が落とされ、石畳にはその血が小川のように 流れている。と同時に集まった見物人たちが歓声を上げ狂喜乱舞する様子が 描かれている。 社会主義者で、常に貧しい者に共感と愛情を持っていたコルヴィッツが フランス革命に異議があるとは思えないので、 時に誤解されることもある作品なのだが、コルヴィッツは深い洞察力を以って 理解していたのだ。 人間は正義のための殺人は簡単に容認してしまう。 さらにはその心の中には嗜虐性までもが潜んでいることを。 この人間の心の闇を作家はリアルに警告している。 ・・・ この日(7月6日)は挙句に、オウム死刑囚の家族のSNSに死刑執行を「祝う」 コメントが 連なったと知って、さすが命を軽んじる政権下、と納得したり、 どうしたものかと途方に暮れたりの重苦しい一日だった。 はっきり言っておこう。死刑は国家による殺人である。 ・・・ 熟考を重ねて検討したのは人命や事件の解明についてではなく、 皇室の慶事との 重複だったとは・・・・・・。 ●7人死刑執行、法相署名の舞台裏 実はあった地ならし 2018年7月7日00時15分 朝日デジタル 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ●安倍首相と法相が オウム死刑執行前夜の“乾杯”に批判噴出 2018年07月07日 15時10分 日刊ゲンダイDIGITAL ●記者会見内容も貼り付けておきますね。↓ 上記のごとくなので、記者会見に臨んでバッチリお化粧し美容院へも行ったのね、 の上川法相には、改めて、気にするのはそこかい? とツッコミを入れたいです。 今回の死刑執行に関しては世界各国から抗議や批判の声が上がっています。 また、国内外の人権団体も抗議声明を発表しています。 ●アムネスティも 「正義の実現には、真相究明が欠かせない。 また、すべての人の人権を尊重してこその正義である。 人権を否定し、真相究明の機会を奪う死刑は、正義とは程遠い」 と抗議しています。 全文はこちら↓ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 emiya 2018年07月07日 18:52 引用記事を読んで胸が悪くなりました。 TVを観ていないのでそこまでの報道があったのはしらなかったのですが、 ネットのニュース記事を見て、どうして今急に、7人も!?と疑問に思って いたものが、氷解しました。 なんという後味の悪さでしょうか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ mari 2018年07月08日 09:25 > emiyaさん 解ります。本当に気持ちが悪くなって吐き気がしました。 法務省にしても、気にすることがそれかい? って感じですね。 そもそも元号が代わることにそんな大きな意味を持たせる必要もない。 合理性のない不便な元号を公的書類に採用している事からして、 私は反対です。 でもって、おまけに上川法相は臨時記者会見を開いたものの、 肝心な質問にはほとんどノーコメント。これでは会見を開く意味が ありません。 さらには、前日の夜、安倍首相も加わった宴会で楽しんでいたとの事実に 及んでは、上川法相の人命に対する感受性はかなり壊れているのでは ないか、とさえ思ってしまいます。 付け加えるならば、西日本各地で豪雨被害が出ている真っ只中でもありました。 ***************************
by grpspica
| 2018-07-10 14:16
| 命・平和・人権
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