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2018年 06月 04日
前略。書類受け取りました。何と70何年を過去に戻したように感じながら読ませて頂きました。私こと、この写真(*寮での集合写真のこと)には縁がございませんで、皆さんより早く相生を引き上げていました。健診で胸の病巣がわかったからです。写真の皆様の顔は思い出しますのに、名前が出て来ないのです。違っているかもしれません。よろしくお願いします。 播磨造船所から帰宅後は、学校には登校しないで時々教室へ行ってみますと一丸寿子さん(当時姫路の検事正のお嬢さん)がただ一人自習をして午前中で帰宅する唯一人の生徒さんでした(お姉さんが日の本の音楽の先生で来られていました)。 9月か10月かに卒業式をしてお別れしたのでした。勉強らしいこともせずに学生時代が過ぎました。 振り返れば、ある日教室で授業中、大塚先生が外へ目をやって黙ってしまわれ、一同緊張して不安な一刻がありました。波岡校長が当時〇〇容疑で警察だと聞いていました。国の行方にも不安いっぱいでした。5年生の1学期から動員学徒となって、一同喜んで寮に入ったのです。でも夜具の上下布団が2枚重ねてもすべってしまい、綿が一方に片寄って寒かったのを覚えています。それに私は母が11歳の時死亡しましたから、何かにつけて身の廻りの物は不自由でした。 土曜日は会社から家へ帰れるようになっていて、うす暗い頃列車に乗ったと思いますが、降りる駅を目の前にして、1時間近く動かない中でもう降りてみようと考えました。真っ暗の中で人々は息を殺して生きている、といった有様ですから灯の一つもない 空の星さえ見えない 音もない夕方の寒くなりつつあった頃です。 「さっ」と飛び降りたその身体をまだ延ばさないとき、後を轟音と共に走り去った列車、軍用列車の物々しい姿、「あーア」もう2秒遅かったら私の体はあの鉄輪の下で粉々になって、誰も知られないで捨てられたことでしょう。あの暗い中「軍用だ、そこのけ、そこのけ」で走って行った音が忘れられません。 吉田画伯の展示期間に体調がよくてあまり暑くない日があれば行きたいとも思いますが、何しろ昨年膵炎を病みまして元気が減ったように思われます。老人のこと約束できないことです。 色々な手読、誠に大変なことと思いますが大勢の人が喜んで賛同して下さる事と思います。 ************* 香保のコメント *吉田博画伯の展覧会のこととそのモデルや 49回生の集合写真のお名前を知りたいという私の手紙を受けて、 藤原さんが下さったお手紙です。 *49回生のみなさんのご協力により 集合写真のみなさんのお名前は判明しましたので 吉田画伯展の実行委員会にお伝えしました。 ************************** * web版47 吉田画伯の絵画と日ノ本学園の「戦争とわたし」 by 荻 俊秀 * web版48 闇の中で by 藤原まきゑ(49回生) https://kaikyou.exblog.jp/238671794/ (本稿) * web版53 日ノ本高女と上郡高女の絵に思う by S.T.(70回生) * web版54「吉田博展」に携わって by 荻 俊秀 * web版56 日ノ本学園からの手紙 by 伊東香保(70回生) * web版57 「海峡」は広がる by 伊東香保 * web版58 「吉田博の描いた学徒」を読んで by 深尾保男 * web版59 3冊の本 by 伊東香保 * web版60 朝日新聞と卒業生のお孫さんからの写真 by 伊東香保
by grpspica
| 2018-06-04 14:20
| 命・平和・人権
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Comments(1)
Commented
at 2018-10-21 11:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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