兵士のPTSD byモニカ |
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2018年 08月 13日
昨年放送された「父を捜して〜日系オランダ人 終わらない戦争〜」 の再放送を見ました。 インドネシアで現地人と日本人の間に生まれた子供達 (その親がオランダ人とインドネシア人との混血の場合が多かった) がオランダに引き揚げた後で、父親を探す番組でした。 番組の後半、母親と再婚した継父に犯され、 生まれた女の子を養女に出した女性のお話が出てきました。 その後結婚し子供にも恵まれましたが、トラウマでうつ状態が長く続いたそうです。 心理療法を受けながら、ふと生き別れた女の子の事が気になり、探し出します。 結婚後生まれた長男と、見つけ出された女性が話す中に、 「母の継父のしたことは許せない」と言う異父弟に対して、 「彼がそういうことをしたのには、何か理由があるとは思わないか?」 と尋ねる養女に出された長女。 「私は、その原因を知りたい」とまで。 調査の結果、その継父は大戦中に日本軍の捕虜となり、 過酷だった事で有名な泰緬鉄道の工事現場で働かされ、 その時の憎しみが日本人の血を持つ奥さんの連れ子(長女と長男)に 辛く当たらせていたのだとわかります。 調査の過程で見えてくるオランダ政府のトラウマを持つ兵士に対する 克明な調査や対応の細やかさに、果たして日本は?と疑問が生まれました。 また 「私は父親が母をレイプしてできた子供だけど、 果たして父はそういう人だったのか?」 と問いかける女性にも驚きました。 その姉と弟の会話の中で、継父が絶対に悪いとする弟の見解がわかると、 意見の違いで言い争う事なく、 「じゃあ、この話はこれまでにしましょう」 とさっぱりと言い切り、自分で疑問を解き始めたのです。 これは戦後の教育がちゃんとなされた結果ではないかと、ふと思いました。 戦場で生きるために仕方なく相手の兵士を殺した経験のある兵士たち。 みんなが平気で戦後を暮らしたとは思えません。 そういう人はどうなってるのだろうと、10代の頃から長く思っていましたが、 初めての調査結果が新聞に載ったのは、 それから随分後のことだったと思います。 PTSDという言葉もない時代のお話。 今では普通に「兵士のPTSD」と言われるけれど、 どれほどの対応ができているのでしょう。 戦争&兵士のPTSD...... イタチごっこのように言葉を使うのではなく、 大元となる戦争をなくそうと知恵を絞ってほしいものです。 副題・「未復員」のまま一生を終えた人たちがいた。 ***************************************
by grpspica
| 2018-08-13 18:26
| 命・平和・人権
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