黒岩重吾著「短編集・隠花の露」 byマサコ |
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2019年 06月 22日
中央公論社・昭和39年3月30日初版 昭和55年3月20日再版 読了・2019年1月29日 黒岩重吾の全作品を読破する計画を立ててから 手を焼くのは短編の扱いである。 本を入手する係の者も短編に手を焼いている。 出版社の販売作戦か、1つの作品をあちこちに収録して出版しており、 入手可能な本はほとんどが中古本なこともあり、 ネット検索でも収録作品がはっきりしないものが多い。 そんな中、ダブらないように購入しようとチェックするのが大変なのだ。 この本には短篇5篇が収録されている。 今まで購入した本とのダブりは1作品のみ。 この本の装丁が有名な宇野亜喜良。 子供の頃から 小さな本やラジオのテキストなどの絵が 私の心の美術館と言って差し支えない生活だったので 楽しんで眺めている。 ・1日未亡人・心斎橋幻想・二つの顔 まずこの3作を立て続けに読んだ。 体の状態が良ければ何でも受け入れられるが、 短編小説では、私の好みに合う合わないが激しくなる。 同じような環境の人物が再三登場する黒岩重吾作品だが、 人物の描写が微妙に違うので、調味料の違いから同じ食材が 全く違う味に変化して、読めることも多い。 「引用」したくなるほどの際立った表現があまりないとスッと読める。 この3作品はそのグループに入る。 それでも読んでいるときは、出汁の良いスープに 包丁使いの素晴らしい文字の羅列。 いつまでもウブでいるのか、どんでん返しにハッとしている。 ・42歳の部長・隠花の露 会社のえげつなさ、会社員の出世欲、陰謀。 家庭環境から生ずる売春から抜け出せない姉妹。 普通の主婦の世界と売春がどこが違うのか。 会社員と犯罪者がどこが違うのか。 本日の黒岩ワールドは暗色系でした。 ***********************
by grpspica
| 2019-06-22 00:00
| 本の感想など
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