雪しんしん byマサコ |
あっ明けまして、おめでとうございます。
えっまた科学? 初読みはプリントアウトされた「生命分子論の新しいパラダイムを探せ」でした。
素人の奥さんであるマサコは、これでも14年前から柳澤桂子先生に信服。先生のもっとも喜ばない読者の1人。科学エッセイがお手上げだったのです。しかし柳澤先生の40冊近くある著書の内、約30冊はクリア! で何とかその時の記憶に準ずる科学的単語をみつけています。
「科学も化学も人間の幸せに役立つのか」といえば「音楽や文学も同じ」といわれそう!
昨日は千紫千恵さんの小唄「お福かわいや」が身にしみました。
先生にお年玉。プルーストによる『スワン』の解説より、最後の部分を。
「文体というものは、ある人びとが考えているのと違って、いささかも文の飾りではありません。技術の問題ですらありません。それはー画家における色彩のように−ヴィジョンの質であり、われわれ各人が見ていて他人には見えない特殊な宇宙の啓示です。1人の芸術家が我々に与える楽しみは、宇宙を1つ余分に知らせてくれるということなのです」マルセル・プルースト「自作を語る」