「日本とアメリカの価値観はちがう」1 by ノリコ |
・太平洋戦争の末期に中国大陸で戦争の極限状況を体験した
・戦争は、国の形をまったく変えてしまう。戦争になれば、人類が勝ち取ってきた自由や人権という尊重すべき価値よりも、「勝つため」という価値が優先する。戦争は価値観を転倒させてしまう
・戦争は人間が起こすものであって、抽象的な「国」が起こしているのではない。
平時である今は、国を戦争へ進めようとしている政治家の顔を思い浮かべることができるが、一旦戦争になると「国」が起こした戦争に「国民」はどうすべきかと立論してしまう。しかしそれは個人的体験からみて根本的な誤りである
・いざ戦争に出てみると、戦争で儲ける人、政治の失敗を戦争によって隠す人、そういう人たちが国を戦争の方向に誘導していった事実に突き当たった
・軍需産業・石油産業・航空機産業などの「武器商人」「死の商人」は、戦争で必ず儲かる。しかし戦争になれば、「戦争を仕掛けた人間の存在」が、「相手国が悪いのだ」という国の問題にすり替えられてしまう
・「相手国が悪いと考えさせているのは誰か」を見抜いて追求することが大切
・戦争を起こすのも人間なら、それを止める努力ができるのも人間である。私は、「お前はどっちの人間なのだ?」と絶えず自分に問うている
どの文も戦争の正体について、明解に書かれていて、
頭がスッキリしました。
これを1つ1つきちんと覚えて、起こっている事柄を
自分なりにつかむ訓練をしようと思います。
こと太平洋戦争で日本の武器商人は結果的に儲かったのだろうか。たとえば、三菱は最終的に儲けたのだろうか。残ったのは灰だけと違うのか。
それでは、一体だれが儲けたのか?
負けたら儲からないで、勝った米国の死の商人だけだったのか。たとえばB29を作ったBoeingか。