「日本とアメリカの価値観はちがう」8 |
「平和国家」としては、60年間主権の発動として外国人を一人も殺さず、専守防衛の一線を守り通してきた。
1970年代後半には、GDP世界2位、80年代には一人あたりのGDP世界1位という経済成長を遂げ「経済大国」も実現した。
東西冷戦後の日本はこれまでの輸出立国としていくらでも輸出を伸ばして経済を成長させることが困難になり、日本経済の基本であった労働力も少子高齢化の影響を受ける。これまでのやり方では経済の維持ができなくなったので、新しい経済の型をどうやって作るかが、今日の課題である
・キーワードは「成長の呪縛」からの脱却
は国民生活これまでに達成された「経済大国」は「成長市場主義」の産物であった。経済を成長率で評価する時代は終わり、これからは「経済は国民生活に従属する」という視点が必要である
・経済政策を成長戦略にしぼるという今のやり方は、大企業の力をますます強めるだけ、財界は、法人税の税率低下・減価償却期間の短縮などを要求し、政府はそれをのむ方向である