こだわり 2(靴下の続き) |
料理研究家の辰巳芳子さんは、おそらく
私と一番波長の合う方であろうと勝手に思っていた。
先日書いた靴下についての記事「こだわり」には
いろいろなコメントをいただいたが、
今日(3月9日)付の毎日新聞のコラムで辰巳さんが
「靴下」についてコメントしていらっしゃる。
日本製のいろいろな不具合を嘆き、
高いけれどドイツ製を身につけておられるとの事。
他にも土佐のお米のおいしさやら、
詩や哲学を語り合う「上質の時間」の過ごし方、
さらには、独自の瞑想法など、本当に素晴らしい。
一括して「私の好きなもの」として、米、漬け物、靴下、
哲学、詩、瞑想と並べられることの巾の広さよ。
どれも意見が一致してしまう。
料理でない料理。詩でない詩。食べ物でない食べ物。
どちらを向いても「にせ物」や「下級品」で
取り囲まれると、心の底から生きるのが嫌になる。
お話は変わって、明石海峡での事故で重油が流れ出し、
「養殖海苔」が全滅したそうだ。
これから収穫という時に、どんなに無念なことか。
亡くなったフィリッピンの方々と海苔の生産者は、
ちゃんと補償が受けられるのだろうか?
春の海を見て、人の考えることは様々と、改めて思っている。
写真 庭のルピナス
(1) 他人から見ればどうでもいい(きっぱり忘れるべきだ)と考えられることにとらわれて気にし続ける。
(2)他人はどう評価しようが,その人にとっては意義のあることだと考え,その物事に深い思い入れをする。
〔(2)は,ごく新しい用法〕
もちろんマサコさんが書いていらっしゃるのは (2)の意味だと解ります。そういう使われ方が広く行われていますし,(2)の意味の方がこの先多くなってくるような気がします。(1)の意味との付き合いの方が私には多かったけれど。
辞書に,これは新しい用法とわざわざ但し書きがあるのを見て,やっぱり言葉も生き物なんだなあと思いました。
いい土がないと作れないみたいです。
今日も4:00起き。
keikoさんのコメントがプリントアウトされているのを見つけた時の嬉しさったら。
こだわりの説明を有り難うございました。
最近ちょうどkeikoさんと同じようなことをしてくれるTV放送があって楽しんでいます。
言葉はむつかしいし、おもしろいわね。
1. 「気に病む」 ですね。
2. 「お気に入り」 ということかな?
マサコの国語笑辞典
1, 例えば配偶者、子孫、義理、血縁など、目の前にいても気にせず、きっぱり忘れて考えないようにするような対象のこと。
「同居人」 = こだわり
2. 例えば、こちらに気のない人や、既に所帯持ちの人に思いを寄せて、
一緒に暮らせたらとバカな想像をする事。その人に合う靴や靴下が自分のぴったりという訳にはいかないが、とにかく憧れる = こだわり
お米はやはり「水」ですね。
肌のきれいな人が多く、お酒のおいしい所 = 水質
最近、放ったらかしの田んぼのお米がとてもおいしいと思いました。
庭も放ったらかし風が美しい事があります。
人生も放ったらかしがかなりいいかも.....。
10年も前になりますが,「日本語語源辞典」と言うのを買いました。
日本語のことがわからない時に,質問できる相手が私達の廻りにいないので,どうしても必要だったのです。
それを見て,実に多くの言葉がさまざまな変遷を経て今に至っていることを知りました。
それ以来,目の前にあって,今まさに変わっていこうとしている言葉に興味が湧いてきました。
夏目漱石の本を読むと,今とは違うけれど推し量ることの出来る表現が出てきます。
何か歴史の目撃者みたいな気がしませんか。
ロングソックスの入手難にはもう一つ理由があります。
靴下に限りませんが、正真正銘のメーカー品でもないのに、ブランド名、あるいはブランドのロゴの入った商品は絶対に買いたくないからです。なかなかないので困ります。
メーカーが支払っているブランド名使用料まで負担して、しかもそのブランドを見せびらかして宣伝をするようなピエロ役はごめんです。
私はいろいろの国へ行きますが、日本人ほどブランド物の好きな例は他にありません。あるとすれば貧しい国々です。
中国のことを偽物の国として、とかく非難しますが、日本も虚栄の国、偽物大国といわなければならないのが残念です。
ブランド名は襟元の裏に付いているのが普通ですが、ときにそれが襟の表についていたり、袖口に付いていたりします。そのようなものを身にまとう人のいじましさ、哀れ。
みんなでお金や何やらをごまかし、嘘をついて、みんなで協力して隠し立てをして庇い合う醜い国会の猿芝居を見ていると一流国になれる日が何時来るのかおぼつかなくなります。
せめても私は偽物の靴下だけははきたくありません。おや、残念、今、はいているのは、安物のダンヒルでした。心のこもっていない贈答品です。
何時も重厚かつ軽妙なご発言をありがとうございます。
實を言うと、YAMANOSUNの文章は、卓球かテニスの試合を観戦するように、ボールの行方を追う感じで拝見しております。
いやあドドイツ、おフランスでも狂乱が続くようですね。
フランスは今、2人に1人は「自分がホームレスになるのではないか?」と心配しているそうです。
そして、紅茶、コーヒーを朝食時に飲む家庭は裕福とされる。
フランスの大企業上位40社の社長のうち、年収が1人で32億円ある人もいて、これでは100人、1000人がホームレスになるのも当たり前。
しかしまた、政府の機関が紹介する仕事を1回断ると失業手当が20%カット、3回断ると支給停止という政策で、失業率が下がったそうです。
日本人がアホなのは、私を見ればすぐにわかる。
カナシイ。語学、田畑力の低迷が情けない。
keikoさんとインターネットでの「ティータイム」、いいですね。
ニュージーランド、紅茶が出来ますか?
私は日本の紅茶はあまり合わず、セイロンはある高原の茶葉のファン。
コーヒーはブラジルよりはコロンビア…..かな。
今、世界的に穀物類が値上がりしているそうですね。
「でんぷん」の大ファンなので、ご機嫌がよくありません。
もっともいつだって「不定春訴(!)」ですけれど。
「なんかいい事ないかいな? 子猫ちゃん」
言葉については、新しく記事にします。