再訪ダチョウ牧場 ダチョウの卵と鳥インフル by モニカ |
近くを通りかかったのでまた覗いてみた。
神戸版ダチョウ牧場
他ダチョウ関係の日記
ダチョウの卵
殻割りの日
驚いたことに,放牧的囲いは全てなくなっていて
1頭のダチョウもいない。
まわりの小屋も減っている。
あらら、淋しいこと!!!
そこに屋根のついたオレンジ色の板を壁のように立てた建物が
新しく出来ている。
諦めきれずに,そっちに歩いてみる。.....
何かが動く。.....!!
目を凝らすとわずかな隙間からダチョウが動くのが見える。
いた、いた!!
それにしても静かなこと。
これほど近寄らなければ、いる気配さえ感じない。
こちらの物音に興味津々で,色々顔が見え出す。
「ワシには詳しいことはわからん」といいながら、
この春から肉や卵の販売も中止していたが、
今は放牧も止めて,40頭だけ飼育していると話して下さる。
「京都府立大学ダチョウ抗体プロジェクト」について聞くと,
「若い大学の人が2人、チョコチョコ来て、調べてる」
とだけ話してくれた。
戻って検索してみると,出て来ました。
「ダチョウ抗体を用いた鳥インフルエンザ防御用素材の開発」
デベンチャー企業を設立したのだそうだ。
科学技術振興機構報 第534号
「ダチョウは鳥類であり、卵により子孫を増やしていて、卵黄には血液からの抗体が移行し、ヒナを病原体から守る免疫システムが構築されている。」
「1羽のダチョウから半年で400gの高純度抗体の創製を可能」
になったそうな。
「1羽のダチョウにより1億人分の診断の検査薬を作ることができ、さらに、ダチョウの寿命は60年以上、産卵期間も40年以上であることから、継続的に同質の抗体を供給することができる」(以上、上記HPからのコピペ)
というわけで、こんないい話はないという訳。
あのダチョウたちは恐ろしいといわれている鳥インフルに対して,大きな働きをしてくれているのでした。
卵黄を食べると予防効果はないんだろうか?
あったら,ダチョウ牧場の卵は,大いに売れるのにな。