眼 力 by マサコ |
M先生は、それは素敵な方。
ショートカットが似合って、小さくて静かな発声が上品。
私は、8年前に新調したメガネが今も使える。裸眼はほとんど見えないけれど、それでも読書と家事はメガネなしでこなす。目玉を動かすと気持ちがいいからである。
21才の時から近眼でメガネを作ったけれど「メガネに合わす目は嫌」と今まで可能な限り(ただしトロントでは4年間コンタクトレンズを使用)目の神経を際だたせていた。
その考えが良かったことは、嬉舟さんの日記で知った。
時々自分の太ももを撫で上げるので、なんで?と思っていたけれど、そのマッサージも疲れ取りにいいと書いてあった。
Uさんが日記に「マサコさんのシャーマニズムは許せる」というようなことを書いて下さったので、図に乗って書く。
「生き霊はよく人の目に来る」のである。他の人のことは知らないが、私は白目が赤く赤く腫れてしまう。もちろん化学反応でも赤くなるのだけれど、質が違う。
亡くなった方は、苦しいから助けてということでいらっしゃるけれど、生きている人の念は、「シャクにさわる」、「ねたましい」、「くたばってしまえ」でやってくる。
中山千夏さんの新刊、「幸子さんとわたし」は、俗に言う母娘の無償の愛にはほど遠い親子関係をまとめたものと思う。
どんなに仲の良い家族だって、とんでもない空間や、こぜりあい。双方の利便ゆえの自己犠牲的立場が待っている事もある。
私たちは3姉妹だけど、家庭内にできあがっている家長制度ゆえに誰かが苦しんだことを家族と世間は知らない。
今年も咲いたイランイラン